リールの分解メンテナンスの話です.
今回はセフィアCi4 C3000HGSDHです.
ちょっと前のモデルで昔のナスキーベースモデルです.
なので,リジッドサポートドラグもついていませんし,マグナムライトローターも付いていません.
が!アタリ固体を引いたようで,かなり回転はよいです.
ちょっと前にチョイ投げキス釣りで使った時に砂ガミしてしまっていたので全分解メンテします.ちょくちょく全分解メンテはやっているので,手慣れたものです.
ちょっとだけ写真で紹介します.
必要な道具は精密+ドライバーと10のレンチです.
※リジッドサポートドラグ搭載機は小さい六角レンチが別途必要です※
あとはパーツクリーナー,グリース,オイル等あればよいかなと.
ちょっと近場に見当たらなかったので,10レンチはロングシャフトのラチェットで代用します.
さくっと途中まで分解,,,
ローターナットは逆ネジなので気をつけて下さい!
シマノも昔のモデルは正ネジでしたが,09年〜10年あたりから逆ネジになりました.
注意点は
ハンドルはローターを外す前にはずすこと.
順番としてはハンドルをはずす→ローターをはずすです.
さらにさくっと分解します.
ちょっと写真がピンぼけでしたね.
ここで右の中央い写っているのはローラークラッチです.こいつは分解しません.
結構こまかいパーツからできているので分解して不意にバラバラになると厄介ですよ〜.
一応,砂ガミしてないか開けてチェックだけしてあります.
上位モデルはこいつのケースが本体と一体化されてて少し面倒なんですが,下位モデルは独立してます.
で,パーツクリーナーでちゃっちゃと洗って,グリス塗って組み立てです.
基本的に逆の順序でやればOK.
メカに自信がない人はやめておきましょう.
あと,ちょっと今回分解してギア類をみましたがちょっと消耗してましたね.
まだ回転は滑らかですが,デットストックにならないうちに部品だけ注文しておこうかなぁ.
で!よく,ベアリングのグリス抜きをやってる人が居ますが,あまりおすすめできません.釣行毎にメンテとかできるなら話は別ですが,なるべくトラブルレスでやりたいかたはやめておきましょう.
ラインローラーは釣行毎にメンテしとかないと固着するので,釣行後はラインローラーだけでも真水で洗ってオイルをさすようにしておくと,トラブルレスで使えると思います.
あとはシマノはオイルを噴霧する穴が空いている(14ステラにはない)のですが,ここからオイルを噴霧することをメンテと称してやっている方がいらっしゃいますが,オススメできません.グリスが流れ落ちます.ギア類の基本はグリスです.これをオイルで洗い流すと潤滑不良で寿命を速めます.
実際にシマノのサポートにこんなところからオイルを入れたらアカンのやないですか?と問合せたところ,噴霧のし過ぎはよくない,「気持ち」程度に考えてほしい,あんまり頻繁にやらなくていい.年一回,シマノのメンテに出すことをおすすめする.みたいな回答でした.
全分解メンテ出来る人にとっては要らぬ心配でしょうが.
で,完成図.
いやーなガリ感も消えて実にスムーズ!
慣れれば,30分程度で終わります.
使ってないリールがあれば,みなさん分解メンテ挑戦してみてください.
でわ.
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