タイトル:美の終焉
古書ですが,1967年に水尾比呂志さんが書かれた本です.
なにやら物々しいタイトルの本ですが,ざっくり内容を言うと,
現代(約50年前当時)に「美」が失われていると.
ソレは何故か?現代人は知識先行型で,美を見て考え知り,分かることをしないようになったからだと.
作者は非常に悲しい.
美とは本来,誰かから教えられるものではなく,自分が感じるものであると.
しかし,まぁ,そうはいっても機械の発展は凄まじい物があるので,「能」を磨いていくことが大切である
みたいな感じです.いやー,読んでない人に内容が上の説明で分かっていただけるとは到底思えないですが・・・.
ということで簡単にこの美の終焉を紹介しているURLがありましたので,紹介します.少し引用しながら自分の考えを述べたいと思います.
http://nahohamada.blogspot.jp/2011/11/blog-post.html
私はこの水尾氏の意見をまるまるすっと全てまるごと全肯定するつもりは全くないのですが,非常に共感する部分も多く,それは現代の釣りにもあてはまるなと思いました.
上のURLから最も共感する部分を引用させてもらうと
“分かることは「知る」ことではない。「見て」のち「知る」ことを深めてこそ、分かるという境地が開ける、と指摘している。”
釣りもまさにそんな感じで,基本的には誰かから教えてもらってできるようになるものではないと思っています.まぁ,こうやってああやって自分で考えて釣れたから釣ったと思えるようになる過程が本来の楽しさなんじゃないかなぁと.どこまでを「釣り」と定義するかによりますが,プロセスとして大きく5段階あるのではないかと思います.
1. 釣りたい魚を決める
2. 釣る場所を決める
3. 釣り方を決める
4. 釣り道具を決める
5. 駆け引きを決める
もっと細分化すれば色々ありますが,こんな感じじゃないかなと.
1〜5どこを重要視するか?やどこに力点を置くかというのは個人の判断で楽しみ方も十人十色です.
人に教えてもらう(知を先行させる)のか,自分で考えてやるのか?等でもその楽しさは人によって何倍も違うはずです.
上手,下手は関係なく,楽しんだ者勝ちなのが釣りなのだと思います.
ま,よくわからん小学生の日記みたいになりましたが,ほんとは本を紹介したかっただけでした.
でわ.
明日は・・・・行けたらジギング行ってきます.
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