どうも.
結局釣りには行けず,色々なことをやっていました.
今回のネタは,スピニングリールの日常メンテです.
といってもあまりやることは多くありません.
シマノのリールに限って言えば,13ステラSW以降,水が入りにくい構造になってますので,以前のリールのように分解メンテナンスをすることもなくなりました.
それ以前のSW系は半年に一回バラしてグリースアップしていました.
前のリールはオイルインジェクションホールが空いていて,間違ったメンテナンスをしている方が多々いらっしゃったように思います・・・
(釣行毎にインジェクションホールからオイルを吹くとか・・・)
ま,それは置いておいて.基本的にやることは1つです.
ラインローラーへの注油.注油口らしきものがあるリールもありますが,ほとんど体をなしていません.分解したほうが無難です.
今回はSW5000番以上で紹介します.
使う道具はこの2つ.
マイナスドライバー3.5×75と0.89のヘキサレンチです.マイナスドライバーはできるだけいいものを用意しましょう・・・.ProToolsのように効果なものでなくてもよいですが・・・PBとかWeraとか2000円以下のものでも十分です.ホームセンターの名無しだけは避けて下さい.
ちなみにSW8000番はマイナスドライバーだけで出来ます.
こちらが6000番のラインローラー周辺.
小さい回り止めのボルトがヘキサです.
SW8000番です.
回り止めのボルトがマイナスになってます.このマイナス,小さいので精密ドライバーがよいのでは?と思われるかもしれませんが,溝幅的には3.5×75のマイナスドライバーが最適です.あまり小さいのを使うとナメます.適切な刃幅のドライバーを使うようにたほうが無難です.
SW8000を例にとってやります.
まず,回り止めの小さいネジを外します.8000番はプレートも付いているので無くさないようにしてください.
その後,大きなマイナスのネジを外します.
こんな感じでとれます.
黒いシールを取るとベアリングが見えます.
ベアリングに注油しましょう.
この時,オイルを垂らすだけではなく,垂らした後中に染みこむように回転させてください.
また,オイルは高粘度のグリスに近いものを推奨します.サラサラオイルだとすぐに飛んでしまって潤滑の役割を担わなくなり,頻繁なメンテが必要です.メンテを怠るとすぐ回転が悪くなります.
ちなみに,ベアリングは2つあるので,ヒックリ返して同じことをします.
ちょっとピンボけでした・・・.
十分オイルを染み込ませたら再度組み付けて終了です.
1つあたり5分もかかりません.
ラインローラーは非常に重要なパーツです.ジギングではそうでもないですが,キャスティングではここの調子が悪いと良からぬトラブルに見舞われることもあります.十分機能しているか日常的なチェックをオススメします.
たまに,ベアリングをパーツクリーナーや超音波洗浄器で洗って中のオイルを出す方がいらっしゃいますが,エキスパートの方以外にその方法はおすすめしません.ベアリングの油切れを早めることになりかねません.
十分理解してそれをやるのはOKだと思いますが,とりあえず誰かがやっているから・・・という方はやめておいたほうがよいです.
ちなみにこのメンテナンス,頻度としては使うオイルの種類によりますが,それほど頻繁に行わなくてもOKです.
ちなみに私の場合・・・SW系であれば4~5釣行ぐらいに1回のペースでやっています.
もう少しペースを落としてもよいぐらいです.半年に一回はやりたいですね.
シーバス用のリールはオイルも違うものを使ってものすごく回転しやすいようにチューンしてあるので,釣行毎にやっていますが・・・.あまりおすすめできません.
あ,回り止めのネジがない4000番以下も同じ要領です.
5000番以上は回り止めネジがあるので,ロックナットを再度塗布しなくても基本的に脱落しませんが,4000番以下は下手をすると(シメる時に適切なトルクで締めておかないと・・・)釣行中にボルトが脱落して大変な目にあうので気をつけて下さい.
でわ
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