Google Lunar X Prize
で何かと物議をかもしたXプライズ財団ですが,今度は「いかに高精度な海底地形図」を作製できるか?という賞金総額7ミリオンドルのコンペをやる模様です.
ちなみにGoogle Lunar X Prizeは政府の力を借りることなく月に探査機を送り込むコンペです.今年末がデッドラインでしたが,一年延長されました.
なんと日本からも(実質日本だけになっちゃったんですけど)HAKUTOというチームが参加しています.
http://team-hakuto.jp/ これはこれで面白い.
さて,話が逸れました, 「いかに高精度な海底地形図」を作製できるか?という新しいコンペそれが,「Shell Ocean Discovery X PRIZE」です.
http://oceandiscovery.xprize.org/
今回のスポンサーはシェル石油みたいですね.
ちなみに,概要ムービーはコチラ
さて,コンペ好きのみなさん,奮って参加しましょう!
とはさすがになりません・・・.
まず, 規模がでかすぎます.
概要を手短に書くと
2000mオーバー,4000mにまでロボットを送り込んで,海底地形の高精度な3Dマッピングを行ったチームが優勝!みたいな感じです.
最近は2000mオーバーでも超音波が到達できる魚探も民生機でも存在しますが,Resolutionという観点から言えば,それはもうダメダメです.
もちろん,海底地形を手っ取り早く知るとか,コストとかの面では最高なのですが,このコンペの目的はそんなところにはないんでしょうね.
我々はまだ海の5%ほどしか探索できていないようです.残りの95%にはとんでもないお宝や資源がある可能性があり,さらにこういった極圧環境下で動作できるロボットを開発するということは未知なる地球外での星での探査などにも有用な技術なのでしょう.
しかし,ちょっと壮大過ぎます.
とりあえずは,まだ概要が発表されて参加チームを募集してる段階なので,詳しい内容は出ていませんが,続報が出次第,ちょこちょこ記事に上げていきたいなと思います.
安価に確立されれば,200m〜300mぐらい楽勝でしょうから,そういった200m,300mの海の中の世界というのもいつか見てみたいですね.
海中は見えない故に想像に過ぎない部分が多く,今言われていることでも間違ったことが多いのではないかと思っています.
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