ジギング:細いラインシステムも重要?

トカラジギング釣行を終え,色々と考えることが多いです.

その1つがラインシステム.

私はこのブログにて異常な細糸の流行に危惧し,太いラインシステムを使いましょう.
とわりとやんわり言っていたつもりです.

しかし,それはあくまで「釣りが成立する範囲」で太くしましょうということです.
実際,無闇やたらと太ければ良い.わけではない.というのをトカラで考えさせられました.

普段カンパチを狙っているのは佐多沖で130mラインまで,硫黄や竹島へ行っても150mラインぐらいまでです.もちろん鹿児島近海ではそれより深い水深にジグを落としていることもありますが,今のところ150mより深い場所ではカンパチをかけたことはないです.宇治ではアベレージ80m〜70m,最大でも130mぐらいまでしかやりません.

つまり,こういう水深でが潮がぶっ飛びでない状況であれば3号,あるいは4号でも十分釣りになります.そういう意味で太糸を推奨します.

トカラでは170mラインにて平気でカンパチが食ってきました.
こういう水深の場合,潮がたるければ3号4号での釣りも成立しますが,上潮だけ高速!な夏潮になってくると釣りを成立させるのは難しいでしょう.
そういう場合には色々選択肢はあると思います.

0.ジグを重くする.

とりあえず重くすれば着底はできるでしょう.どこまで重くするか?というのはどういう釣りを展開するか?によって違ってくるのでなんともいえません.

1.潮破りの早い,ジグを使う.

私が使うジグで言えば,極端にフォールがはやいのはディープライナーならスーパーロケットとか,シャウトのステイも結構早いです,あとはビートのトリガータックルハウスのフロースライドなんかですね.同じ重さのジグでも当然種類によってフォールスピードは変わりますので,潮がキツイ時はフォールの早いジグを使うのも手だと思います.その分,使えるジグの選択肢が狭まっていくのですが,そういう狭まった中で釣りを成立させ,釣り上げるのもテクニックの一つかと思います.
※上記のジグが良いといっているつもりはありません.し,他のジグがダメと言っているわけでもありません.私が使うというだけです.

2.ラインを細くして潮切りを良くする.

これが最終手段だと私は思っています.さすがに,着底もわからないような状況は釣りが成立しているとは言えません.また,潮破りの早いジグを使うと釣りの幅が制限されることは間違いありません.上潮がかっとんだ状況でも釣りを成立させるためには最終的には細いラインを使用する他ないのです.最低でも着底がとれるまでラインを細くするのはアリだとおもいます.

ここ最近,何人かエキスパートな人と話をしてみて,皆「釣りが成立する以上に細くする必要はない」とおっしゃいます.

つまり,潮がタルい時に80mや120mやそこいらで1.5号や1.2号で釣りをする必要はあまりないと思いますし,アカムツ・クロムツも200m〜300mぐらいであれば,2号で十分対応可能だと思います.
それでも細糸のほうが喰うとかいう人は「他の人が同じように2号で食わせているなら」2号で食わせるテクニックを身につけるのが自身の釣り技術向上に繋がるのではないですか?と思います.
それぞれもちろん,時と場合というものがあり,潮の加減ではこの限りではないのですが,最初から細糸を使うと色々後悔することが多いように思います.

しかし,深場(200m前後ぐらいから)では細糸をつかっても切られにくいようにおもいます.細糸といっても限度はありますが.
1つはラインの引き抵抗が調度良いブレーキになるんだと思います.
もう1つはある方曰く,違和感が魚に伝わりにくい.とのこと.なるほど.そういう見方もできるのかと.

なので,深いところであれば,比較的細糸を使っても魚が取れる実感はアリます.
とはいえ,それでも必要以上に細くする必要は無いわけで,釣りを成立させられるギリギリのライン太さと強さ.というのを時と場所,状況を選びならが適切にチョイスできるというのもジギングの腕の一つだと個人的には思います.

これらのチョイスはものすごく難しいです.
その人がどういう釣りを展開したいか?によっても大きく異なると思います.
しかし,必要以上に細くする必要はない.というのは誰もが納得してもらえることなんじゃないかなぁと思います.

ご覧になられた方が少しでも自分のラインシステムに疑問を持ち,より良い方向へ改善することを祈っております.細糸で大きい魚を捕ることは1発でも切られていたら誇らしげに話せることでは無いと思います

でわ.

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