どうもです.
今日は13ステラSWの分解メンテナンスと修理について書きたいと思います.
事の経緯と事前診断パーツ取り寄せのために
遡ること年末の釣行.
2台あるステラSW6000HGの片方からどうも異音がします.
そして巻きについては多少のゴリ感があります.
たまに,カチッカチッっと音がするので,ベアリングが逝ったかな?と思ってパーツを注文するために時化の合間に一度開腹.
13のステラSWになってから防水性能が飛躍的にアップし,また耐久性も08に比べると比較にならないぐらい改善したので,ラインローラーぐらいしかメンテをしてこなかった本機ですが....果たしてどうなっているのでしょうか?ある意味耐久ベンチマークも兼ねています.
ということで開腹.
ギア類は潮に侵食された様子もなく,ピカピカのまま.
このあたりには絶大なパッキンの効果を感じます.
が・・・・問題のベアリング.
完全に逝ってました.
左ハンドルで使っており,ハンドル側から若干海水が侵入してきていたようです.
このような報告はインターネット上にも見られましたので,要改善点かとおもいます.
もしかしたら現行では対応されているかも?(という予想をあとで述べます.
S-ARBがここまでクズになっているのは初めてみました.
ここまでクズでは本当にS-ARBだったのかも謎です.
ベアリング混入事件・・・なんてものも過去に起きていますし,初期ロットは何があるか分かりません.
普通はここまで錆びる前に中のベアリングにごろつきが出て来るのものなのですが.
海水が入りにくい構造ということは一度海水が入ってしまえば抜けにくいということも言えますので,入ってしまった場合,幾ばくかの年月をかけ,深刻なダメージを与えてしまうものと思われます.
しかし,ギア類の消耗はかなり少なく驚きました.
ジギングで一番使っている機種だけに,そこそこやられているかと思いましたが,まったくそんなことはなかったですね.
他に気になった点としてはボディシールのサイズがちょっとおかしかったこと.
伸びたのか?
ということで,頼むパーツは以下の通り
一応,パーツリスト載せておきます.
http://fservice.shimano.co.jp/part/pdf/03066.pdf
ドライブギアを支持するベアリング:85番×2
ドライブギア座金:88番
ベアリング固定ボルト:127番×6(予備のため)
ボディシール:82番
ベアリングシール:125番(念のため交換予定)
シマノパーツ注文の場合,私は最寄りの大型釣り具店(ポイント)に頼んでいます.頼んでから在庫があれば1週間ほどで到着します.送料もかからないのでお得です.
約1週間後・・・店舗からの電話でベアリングシール125番が修理対応品のため取り寄せ出来ないとの連絡.まじですか!!!
なので,みなさん,125番のボディーシールは分解するときには丁寧に扱ってください.
個人的にこれは初めてのケースです.
シマノはなんでも売ってくれると思っていました.まさか売ってくれないパーツがあるとは?
もしかすると,ハンドル軸からのドライブギアベアリングへの海水の侵入事件が多くて対策パーツが出ているのかもしれません.このあたりの状況は普通公開されないんですよね.
サイトに一言断りが書いてあります.
”当サイトに掲載されている製品の各仕様・デザイン・価格等については、改良のため予告なく変更する場合があります。 ”
これですね.こう書いてある以上,もしサイレントで改良されていたとしても文句は言えません.いやむしろ消費者としてはサイレントアップデートでもよいからこのような欠陥はなくすべきだと思います.
と思って,シマノに問い合わせましたが,とくに対策部品が出ているわけではないようです.担当者の方も何故ただのシールなのに売らないことになっているかは不明とのことでした.
基本的に自分で分解が難しいような場所のパーツは出さないということでしたが,さすがにこれは難しいレベルが低すぎるかぁと思います.
是非,この125番のシール.売って欲しいですね.
13ステラSW ボディ分解
パーツも到着し,分解していきます.
※ここで紹介するものは私の完全な「独学」による分解手順であり,私もプロではありません.正規の分解手順ではない可能性があります,もし,分解される場合は各自の責任においてお願い致します.分解して壊れた!どうしたらいいんだ!?などのクレームは言っていただいても構いませんが,私にはどうすることもできません・・・ご了承ください.※
それではやっていきましょう.
(1) ハンドルとスプールを外します.
ハンドルは左ハンドルだと時計回りが外れる方向なので気をつけてください.
スプールはドラグノブを緩めていけばスポッと取れます.ここまでは無工具でもできます.
(2) スプール受けを外します
ここから工具が必要となります.
スプール受け,これを外していきます.必要工具は六角の0.89mmという精密サイズ.
これで,スプール受けの上の止め具がスプールシャフトにイモネジで固定されているので外していきます.ヘックスドライバータイプを使うと楽です.
あとはスポット抜けます.
入れる順番など忘れないように気をつけてください.
(3) ローターを外します
ローターを外していきます.
ローターはローターナットでピニンギアに固定されています.
そしてローターナットカバーによって緩み防止がなされています.
ということで,まずローターナットカバーを外します.
ここはプラスネジなのでなめないように気をつけます.
個人的にオススメの方法はカッチリハマるプラスドライバーで一旦ゆるめてから,プラスドライバーで取り外すことです.
ローターナットが見えたら19mmのロングソケットで外します.
横着をこいてスパナでやろうとしたら軽くなめそうになりました.
ローターナットはかなり薄く,アルミ製なので変形しやすいため,必ずソケット系か眼鏡系の全角にトルクのかかる工具の使用をおすすめします.
逆ネジなので注意してください.右まわしで緩みます.
シマノではローターナットにベアリングが装着されているのはステラ系列だけなんですよね.(最新の動向は不明です)ダイワは廉価機種にも採用されています.
パッキン類を傷めないように気をつけます.
入れる順番も忘れないように.
ここまでくれば,ローターはスポットはずれます.
(4) ローラークラッチを外します
コアプロテクトの心臓部?が露出します.
まずアルミのカバーですが,手で回すことで緩み,はずれます.
これがローラークラッチです.
全分解のためには外す必要があります.
廉価機種であれば,ローラークラッチはケースに入っていて,ケースごとビス止めというのが多いのですが,ステラはボディがローラークラッチケースを兼ねる作りです.
バラバラになりやすいパーツなので,そっと取り出してください.
で,分解を良くする人なら必ず持っている特殊工具がこれ.
シマノでステラ系のローラークラッチ組を頼むとついてくるクラッチカバーです.
これをネジで回すようにしてローラークラッチに取り付けてひっぱるとスポットとれます.
そして,ばらばらになりません.1つ持っておくとお得ですよ.
ローラークラッチはなかなか消耗しないパーツなので,このパーツのために頼むのは馬鹿らしいかもしれませんが.
そうするとピニオンギアカバーが見えますが,ここではとりあえずしません.
(5) リアのボディーガードを外します
(4)まで進んだら,次はボディーをあけていきます.
リアのボディーガードを外しにかかります.
画像の位置にゴムが入っており,これを適当な細さの工具を突っ込んで引っこ抜きます.
ゴムを抜くためにローラークラッチケース部分のフリクションリングを予め外しておきます.
この中にリアのボディーガードをとめているネジがあります.
少しロングじゃないと届きません.が普通の精密ドライバーなら届きます.
念のため,ロングの精密ドライバーを入れます.
コツとしてはリアガードがギリギリはずれればOKです.
ネジを取り出す必要はありません.
ネジを取り出してしますと,ネジケースがボディ内部に脱落してしまいます.
(6) ボディーフタを外します
ボディーフタはT8のトルクス4本で止められています.
1個はむき出し,1個はリアカバー内部,もう2つはフリクションリングをとったときに現れる白いカバーのしたにあります.
トルクスが採用されて,特殊工具だから簡単に分解するなよっていうシマノからのメッセージだよなんて人が居ましたが,個人的には特殊工具でもなんでもありませんし,トルクかけてもなめないし,トルクス好きですけどね.
(7) ドライブギアを外します
4本のトルクスネジを外すとボディーフタは外れます.
初回の開腹のときは少し固着しているかもしれませんのでゆっくり外してください.
これで内部にアクセスできます.
ドライブギアは金色のギアです.
簡単に外れます.きつかったらベアリングの腐食を疑ってください.
(8) メインシャフト,ピニオンギアを抜きます
残るギア類を外していきます.
スプールのメインシャフトとそのメインシャフトについているピニオンギアを抜きます.
これらを取るためには,ピニオンギアカバーとリアのカバーを取る必要があります.
ピニオンギアカバー,リアカバーは+ネジなのでなめないように気をつけます.
リアカバーの金属製のプレートの下にはこれまた防水処理のためのパッキンや微調整用のシムが入っています.ベアリングも入っています.
どのような順番でどこに組み付けてあったか忘れないようにしましょう.
これらを外すと,メインシャフトとピニオンギアを抜くことが出来ます.
また,同時に,摺動子のガイドも抜けます.
(9) ウォームシャフト,中間ギアを抜きます
あと残るはウォームシャフトと中間ギアです.
中間ギアについてはそのシャフトはローラクラッチ側に刺さっていますので,これを抜けばOKです.
ウォームギアはリアから抜きましょう.
ウォームギアはその両端をベアリング支持されてします.
奥側のベアリングの存在に注意です.
何も知らずに脱落していて紛失しないようにします.
パーツナンバーでいうと80番です.
(10) ボディーからドライブギア支持ベアリングをはずす
この課程はどこでもできるのですが,とりあえず最後にボディについているベアリングを外します.ベアリングは3つの小ネジで固定されています.非常になめやすいので気をつけてください.特に固着している場合.
これをとるとベアリングが外れますが,
内側から,ベアリング, 座金,ベアリングシールの順番で組み付けてあります.
このベアリングシールが修理対応パーツなので,購入することはできません.
紛失には気をつけてください.
以上で分解行程終了となります!
人によっては意外と難しいかもしません.
自分でできる自信のあるかただけやってください.
しかし,一度分解メンテナンスをできるようになると,常にリールが手元においておけますし,不意のトラブルにも対処できるようになります.
また,頻繁に手入れしてあげれば物の持ちも良いように思います.
ギア類やベアリング類は基本的にはオイルやグリスによって潤滑されている必要があります.かなり良いグリスは5年ぐらいはその潤滑性能を保ってくれますが,使い方を間違ったり,流れてしまうこともあったりするので,定期的な診断はやったほうが良いと思います.
組み立て
ステラSWを分解できる人ならば組み立ては逆を行うだけなので,基本的には大丈夫とおもいますのでここでは割愛させてもらいます.
分解洗浄後グリスアップして組み付けています.
1点だけ,ローターナットを組み付ける際ですが,ローターに2つ位置合わせ用のポッチがあります,このどちらかのポッチにローターナットの角をあわせることをお忘れなく.次の画像のような感じです.ポッチが18時ぐらいと19時ぐらいのところにあります.
というのもローターナットカバーがこのように,定位置で固定されるようになっているためです.
他には特に気をつける点,13ステラSWについては無いように思います.
調整
調整ですが,調整箇所としてはメインとなるのはドライブギアの座金によるクリアランスの調整になります.今回はメインのギア類を交換していなかったのと,もともとの巻き心地に不満は無かったので,元々入っていた座金の分に調整して閉じます.
シマノの座金よりもっと細かい調整がしたければ,ヘッジホッグスタジオに0.01の座金が売ってあり,それを使うと自分好みの巻き心地に調整することが出来ます.
絶妙なクリアランスが大事です.基本的にはガバガバにする(座金枚数を減らしてクリアランスをあげる)と巻きは軽くなりますが,ガタがでます.クリアランスを詰めすぎると,巻はカッチリしますが,少し重くなります.重くなったなと感じたらそれはクリアランスを詰め過ぎなので,座金を抜いてください.
メンテナンス
メンテナンスですが,基本的には潤滑剤の拭き取りと塗布です.
古くなったグリスには摩耗した金属粉や汚れなどが入っており,よくないため,除去します.パーツクリーナー等できれいに除去します.
除去しきれなさそうなときは超音波洗浄機も使います.
除去後,新しいグリスを塗布していきます.
シマノのラインナップのなかでステラシリーズのみ,かなり丁寧に組み上げられている印象で,余分なグリスをほぼ感じません.他の機種ならドバっと塗ってあったりして,グリスをきれいに塗り直すだけで巻が軽くなったりしますが,ステラにはそれは期待できません.
また,私の自己流ですが,機関内部にオイルは使いません.
ベアリングに少々粘度の高いものを使いますが,ベアリングも開腹して掃除,グリス再注入がオススメです.そのことについてはいつか記事にしたいと思います.
グリスはたっぷり塗ればよいというものではなく,まんべんなく,薄く塗る必要があります.ドライブギアなどのギア類はしっかりギアとギアがこすれる面の潤滑ができるように塗ります.
グリスについては色々な意見をお持ちのかたがいらっしゃると思いますが,私が使っているグリスはコレです.
スーパールーベの極圧グリス.
ステラSWの場合は内部もほぼ金属なので,他のグリスでもよいとは思いますが,樹脂が使われているようば場所にはめっぽう強いです.
このグリス個人的には究極の万能グリスだと思っています.
欠点は値段はクソ高いことですが,リール程度の消費量なら一生持ちますよ(笑.
グリスについての話もまた今度にでも・・・長くなるので.
ということで,グリスアップ後,再組立で終了です.
組み立て後,回してみたり,負荷をかけて巻いてみたりしましたが,やはり睨んでいたとおり,ギアの痛みはほぼ無いです.新品にくらべると僅かなノイズはありますが,消耗品であるため,致し方ありませんし,このSWはそれほど繊細な釣りに使っているわけでもないので問題なしでした.
私が普段どんな釣り方をしているかご存じの方は13ステラSWのギア耐久性凄まじいこと分かっていただけるかと思います.
今後のステラSW
ステラSWのモデルチェンジ周期は今のところ伝統的に5年です.
3年リニューアル機種についてはシマノは3年でリニューアルしない声名を一昨年発表していますが,ステラSWについてはどうなんでしょう?不明です.
周期が守られるとすれば18ステラSWが発売される運びとなりますが,これ以上どこを改良するのか!?と思うのも事実.残された道は軽量化?ぐらいですが,SWのラインナップに軽量化を求める声は少ないと思います.であれば,さらなる防水化を望みたいところです.今回のような中途半端な防水性能では無い方がマシとも言えます.少なくとも08までのステラSWは今回のようなケースのベアリング腐食は経験していません.ま,メンテの頻度は段違いに多かったのでメンテのおかげだとは思います.
ギアの冷間鍛造技術についてはほぼ煮詰まっており,これ以上耐久性のあるギアを出してしまうと,こんどはメンテで儲けられなくなるレベルに達するので,現状でもよいと個人的には思ってます.パーツも長く供給してもらえますし.
が,もしも可能であればさらなるギア強化をしてもらって,もう1段階ロングなハンドルをつけられるようにしてもらえると個人的にはうれしいですね.
8000番には18000番の85mmハンドルを改造してつけられるのでOKなのですが,5000と6000に8000番のハンドルはつきません.5000番,6000番でも75mmのハンドルが使えたらいいのになぁと思っています.諸刃の剣でもいいからそれぐらいロングハンドルが使えると,個人的にはやれることが広がるなぁと思っている次第です.
分解に必要な工具類
最後に分解組み立てに必要な工具・あると便利な工具を列挙しておきたいと思います.
写真はすべて組み上がり後です.
・プラスドライバー 1番
・精密プラスドライバー
・マイナスドライバー
・精密マイナスドライバー(グリス塗布時にも使います)
・精密プラスドライバーロング
・トルクスドライバーT8
・HEXドライバー0.89mm (六角レンチ0.89でも代用可)
・ピンセット 先曲がりとストレートがあると便利です
・19mmのディープソケットレンチ(長さ注意)
・綿棒
※今回ローター側には一切ふれませんでしたが,ベールを取り外すのであれば,追加で六角レンチが必要になります.
以上です.激安の工具は製品を痛めることにつながりますので,せめてホームセンターで少しは名前のあるメーカーの工具を利用しましょう.
MAC TOOLSとかSNAP ONとかKTC ネプロスとかの高級工具までは使う必要までは無いと思っています(笑.憧れですけどね.
工具も奥が深いのでそれもまた今度にでも・・・.色々欲しい工具多いです.釣りだけに使うわけじゃなくて.
何か質問等あればお気軽にメールやコメント欄でどうぞ.
次のメンテナンス記事はオシアジガーを予定しています.
でわ.
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必要な工具類は↓
ラチェットハンドルぐらいなら安くてもOKです.大事なのはソケット.
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コメント
ブログチェックさせてもらってるnaga-totoです。私はDAIWA派ですが、大変参考となる記事でした。次回のオイルの投稿お待ちしております。私はタイラバで使ってるアブのオーバーホールぐらいしかしてません。DAIWAはマグシールドで基本分解出来ません。
naga-totoさん
コメントありがとうございます!
ダイワはマグシールド出始めの11フリームス(マグじゃなくてオイルシールド)や廉価版の機種は持ってました.11フリームスはオイルシールドもすべて分解した結果・・・・私はちょっと信頼できないなぁと思いました.あとはダイワのSカムのスカスカ感が好みでないのと,分解しにくい(マグシールドでも一応出来ます)のが難点で使ってないです.このあたりは好みなので何が良い悪いではないと思ってます.
オイル・グリスは1年前に書きかけて挫折しているので,いつ出せるか分かりませんが気長にお待ち下さい(笑.
すごく分かりやすく、参考になりました。リールメンテが好きになりそうです。
おはようございます.コメントありがとうございます.
参考になられたのなら幸いです.よろしくおねがいします.
こんにちは。大変参考になりお陰様で無事オーバーホール完了しました。
一つ気になるのですが、(4)の項目の一つ目の画像でローラークラッチシール組がみえますが、中心部分の受け皿のような金属の部品が無いように思います。私の13ステラ6000もバラしたところ、そのような部品はありませんでした。しかし、他の人の分解画像を見ると装着されてます。画像には載ってないだけで取り外した後なんでしょうか?
私のステラは中古で購入した為、前人が入れ忘れたのかなって思っております。部品番号66なのですが‥
大事な部品なら即取り寄せかなって思ってる次第です(-。-;
どうもです.だいぶ昔のことなのと,最近スピニングを使っていなくて,どうなっていたか全く記憶にありません.
たしかに画像を見ると無いように見えますね・・・・.
気になられるなら取り寄せて装着されたほうが良いと思います.
パーツ代も1000円とさほど高くないようですし.
役に立たなくてすみません.
初めまして。オスショア初心者です<(_ _)>
いつもいろんな記事を参考にさせて頂いております!
現在、私は15ツインパSW8000を使っているのですが、リールを立てながら巻くと異音がするようになってきており自分でオーバーホールにチャレンジしてみようかと考えてます。
本記事も熟読させて頂いたのですが、1点ご教授ください。
82番のボディシールを本記事では交換されているように見受けられますが、オーバーホール時(ボディを開けたとき)には必ず交換する方がよいのでしょうか?
変形や断裂といった状態であれば交換の判断はつきやすいのですが、特にそのような異常がない場合、ボディシールの交換タイミングはどのように判断されていたりしますでしょうか?
お手数ですがアドバイス頂けると幸いです。宜しくお願い致します。
これは私なりの回答であり,合ってるか間違ってるかはわかりません・・・.
ボディシールはかなり圧迫された状態で入っているので,基本は交換品だと思ってます.新品と使用後品を比べると,全然違います・・・.
使用期間がどれぐらいかは分かりませんが,1年以上開けてないなら交換しておいたほうが無難だと思います.というのもここが防水性の要だからです.
ただ,頻繁に分解してメンテするような人だと少々海水が入ってもすぐに分解してきれいにしてしまうので,交換不要かとおもいます.
私の場合,スピニング(特にステラSW)のボディー部はそれほど頻繁に開けてメンテするわけではないので,開けたときは交換するようにしています.
毎月〜年に4.5回あけてメンテするような人だと毎回交換は不要,ちょっと不調になって開ける人,1年〜2年に1回開けてオーバーホールするような人だと都度交換というのがいいんじゃないかなぁと思います.
なるほど~非常に参考になるご回答ありがとうございます!
今使っている15ツインパSWは、1年半ほどになりますが、オーバーホールは1度もしておりません・・・今回のタイミングでボディーシールは交換するようにします。
ありがとうございます<(_ _)>