どうもです.
最近魚探をLOWRANCEのElite-4HDIからGARMINのechomap charp 92svへ変更して使っています.
3回ほど海で使ってみて,色々と見えてきた部分がありますので,LOWRANCEとの比較も含めて,個人的な感想として記したいと思います.
念のため,明記しておきますが,魚探本来の性能や良し悪しについても個人的な感想であり,なんら情報に保証は無いことを前提にご覧ください.
また,まだ3回使っただけなので,使いこなしているとはいい難いです.
使いこなしていくにつれ,評価が今後変わる可能性はあります.
1.システムの大きさについて
Echomap CHARP svシリーズはカヤック搭載には搭載できますが,システムとして結構お大きくなってしまうなと思いました.バッテリーも大容量のものを積まなければなりませんし,振動子も大きいですし,私は9インチモニターなので,これもまた大きいです・・・.
カヤック以外でも使うための将来性を考えて購入しましたが,カヤックではギリギリのサイズかなぁと思ってます.
ちなみに私のカヤックはフィールフリーのモーケン10Lに1馬力サイドマウント仕様になってます.小型のカヤックでもハッチなどがありバッテリーが格納できれば問題ないとは思いますが,システム重量は10kgを軽く超えるので(特にバッテリー),その点は覚悟しておいたほうがよいかなと.ちなみにElite-4ですと,システム重量は1.5kgぐらいでした.
2.バーチカル通常魚探の映りについて
肝心の魚探部分の性能についてです.
Elite-4は83kHz/200kHz/455kHz/800kHzの4周波数250W仕様でした.
echomap Charpは色々と振動子が選べますが,私の振動しでは50kHz/200kHz/260kHz/455kHzのそれぞれ500W(振動子は600Wですが,echomapCHARPの発信部が500Wになってます)という仕様です.
魚探の性能を測るためにはこの振動子の発振部分ももちろん大事なのですが,解析部分(ソフトウェア)も非常に大事です.
バーチカルな映りについて,今のところですが,100m未満であれば,LOWRANCEとGARMINでほとんど違いを感じません.
むしろまだLOWRANCEのほうの画面に慣れていて,魚の大きさや魚種を見抜くのにはLOWRANCEほうが勝っている?とさえ思ってしまいます.
GARMINのほうの映りに慣れて,セッティングも決まってきたらまた変わるかもしれません.
どちらもよく映る魚探だと個人的には思います.
本当にドボトム以外では魚探に映っていないのに魚が食ってくるということはない・・・そのレベルの魚探です.
3.クリアビュー/ダウンスキャンの映りについて
通常魚探というはだいたい200kHzぐらいまで,それ以上高い周波数帯で映す昨日をLOWRANCEではダウンスキャン,GARMINではクリアビュー(旧ダウンビュー)と読んでいます.
LOWRANCE魚探では455kHzと800kHz,私のGARMINでは260kHzと455kHzがそれにアタリます.
こいつは普通の魚探では山なりに写ってしまうような急激な水深変化でも海底の地形を正確に見ることが出来ます.(発振線が細いので)
LOWRANCEでは90mぐらいまでしか見れなかったダウンスキャンですが,GARMINでは周波数が下がったことと,出力がアップしたことから200m〜260mぐらいまではクリアビューで見ることが出来るようです.
今のところ,LOWRANCEとくらべて大して変わらず,超活躍している感じはないのですが,もう少し深場をやり始めると違いが分かってくるのかなぁと思っているところです.
カヤック中深海にチャレンジしたいとことなのですが,今の時期は中深海も少し渋いので,できればアカムツの産卵後,ディープでのクリアビュー試してみたいところです.
4.サイドビューについて
今回,魚探を変更した一番の理由がコレ.サイドビューの搭載です.
簡単に言えば,振動子の左右方向も見れるという機能.
通常の魚探は穴の空いた筒で海底を見ているようなものですが,これはある種のスリット(線)で見るイメージです.
これはLOWRANCEのElite-4には付いていない機能です.
しかし,サイドビュー的な左右方向を見る魚探はGARMINだけでなく,HONDEXやLOWRANCE,HUMMINBIRDなどにも搭載されており,GARMINの専売特許というわけではありません.
ただし,GARMINの場合は260kHzという他の魚探ではなかなか無い周波数を使えるので,海の少々深場でも活躍することになります.実際,100mラインまではこのサイドビューを使ってみましたが,問題なく使えます.100mの水深にあって,さらに横100m,左右で幅200mぐらいを一気にサーチかけることができ,ポイントの選定を素早く行うことが出来ます.
さらに,当初予定していなかった効果として, サイドビューを眺めていると,3次元的な海底地形構造を把握することが出来てピンポイントの流しの精度が上がったような気がしています.まだまだ使いこなせてはいませんが,強力なツールです!
5.QuickDrawContours機能について.
これは,自分だけの海底地形図が書けるGARMINの機能になります.
GARMIN魚探の初陣釣行でもちょろっと海底地形図を出しましたが,オートで書いてくれます.
LOWRANCEはソナーログをとって,リーフマスターで解析する必要がありましたが,それも不要です.
LOWRANCEの場合,ソナーログから作っても,わりと手動で修正しないといけなかったりしたので,フルオートで作るこの機能に最初は懐疑的でしたが,そもそもソナーログから海底地形を把握しているわけではなく,非常に実用的な範囲で高精度な海底地形図が作れています.
実際,機能紹介した海底地形を見て,現場に行って,実際の海底地形をQDCで作るわけですが,全然別物です.3次元的に海底を見ることで,魚が着くポイントは何故そこに魚がつくのか,はっきりとした答えを得ることができると思います.
LOWRANCEでもいいやろ?と思っていたのですが,これは正直お手軽感もあって手放せないですね.
とまぁ,ファーストインプレッションはこれぐらいで.
GARMINの強みはディープでも使えるサイドビューとQuickDrawだと思います.
コレが必要ないということであれば,LOWRANCEも決して悪い魚探ではないと思います.
コメント
これは参考になります。海底図を描いてくれるのはすごく興味がありました。よさそうですね。私もロランスのエリート4なんで、この乗り換えは参考になりますね。
システム重量がそれだけあると、ファルトボートにはつらいなと個人的に判断できたのが収穫です。でも、いいですねえ。ガーミン・・・、魅力的です。
コメントありがとうございます!
申し訳ありません,システム重量について10kgと書きましたが,10kg無いかもしれません.
バッテリーの重量を見誤りました.
一日遊べるだけのバッテリー(12AH)を積めば,トータルで7kg,8kgはあると思います.
色々と正確に測って,修正したいと思います.
重量の点は修正までお時間ください.修正したらまたコメントします.
サイドビューが無くても良いということであれば,ご存知と思いますが,エリート4と同サイズのEchomapCHARP4xcvもありますよー.クイックロドーついてます.
アメリカ本国で買えば260ドルぐらいなんでかなり安い部類なんですけどね.日本では結構高いですね.
遅くなって大変申し訳ありません.
私のシステムで丸1日できる構成で,振動子ポール,振動子,魚探本体,魚探マウント,バッテリーでトータル8.5kgでした.