【オフショアジギング】我流?使うメタルジグの重さ決定法をいくつか紹介

どうもです.

オフショアジギングでは,メタルジグを使います.
どれぐらいの水深で,どれぐらいの重さのジグを使うと良いのか?
ということはなかなか難しい問題です.

一意の答えは無いと思うので,「自分なりの決め方や経験に基づいて判断する必要があります」

しかし,本当に一番最初始める人は意味不明でしょうし,ある程度の指標はあったほうが良いと思います.

※あくまで指標だと思ってください.

昔,私がよく耳にしていたのは

水深=重さ

つまり,50mで50g,100mは100g,150mは150gといった感じです.

比較的浅い水深(70mとかぐらいまで,フォールの早いジグで,なおかつ潮もそれほど早くない場合,これぐらいの重量でも十分イケるとは思いますが,海はいろいろな状況があり,さらに,ここ10年ぐらいはフォールの遅いジグも出てきましたし,昔に比べてディープエリアの釣りをやる遊漁船も増えてきたと思いますので,水深=重さというのは言われなくなって来ました.

スロージギングやスローピッチジャークといった表現で,フォールを重視するようなジギングも盛んに行われるようになった今日,メタルジグの重量というのはこのフォールにも大きく関わってくるので,非常に重要です.

で,最近よく耳にするのは

水深の二倍ぐらいを目安にしてください.

という表現.
つまり,50mで100g,100mで200g,150mで300g.

といった感じです.
随分としっくり来るような重さだと思います.
これを軸にして,潮が早いときは重く,潮がゆるいときはウェイトを落とす.
ラインの太さ,船の流し方,ジグの形状によっても変えていく.

そんなことが書かれてあったりします.

でね,私思うんですよ.

そんな簡単じゃないんじゃね?と.

そんな簡単に語れたらみんな苦労していないと思います.
とはいいつつも,初心者の方は「???」な部分も多いと思うので,初心者にとってはある程度の目安は必要かと思います.

個人的には,フォールの釣りをしないのであれば水深の2倍,フォールの釣りもするのであれば水深の2.5倍〜3倍ぐらいから初めてみたらいいんじゃないかなと思います.

で,ここまではとりあえず,オーソドックスな話として書いてみました.

ここからは,自分流のウェイトの決め方について書きます.

これはあくまで,私流であって,自己流です.誰から教わったこともありません.
コレ以外のやり方を許容できないなんてこともなければ,自分のやり方も今後変わっていく可能性があり,現時点でのウェイトの決め方と思っていただければと思います.

さらに,あくまで落とす釣りの話をします.
落とす釣りとはフォール「も」重視した釣りの話です.
あくまで人間はジグを引っ張る方向にしか入力を入れられません.
そして,あくまで少し大型のカンパチを狙うときの話をメインに書きます.
遊泳力の高い魚,積極的にジグを動かして釣る場合を前提として書きます.
マハタでも積極的にジグを動かしたほうが食う場合は多々ありますが,そうでないときもあるので注意が必要かなと思います.

また,比較的大型の魚やピンでいる魚を狙う場合の話であって,カンパチといっても3kg〜4kgの群れでイワシ付きなどでは全く別のアプローチでジグをセレクトします.あんまり重いジグを入れるとベイトが逃げたりカンパチが逃げたりします・・・.

そういうシチュエーション毎にジグのセレクトをしないといけないというところも,ジギングの楽しさであり,難しさでもあるのかなと思います.

では説明します.

1.使い込んだジグ,使い慣れたジグ,自分の好きなジグの500gを投入する.

 ....?
いやいやいや,500gってあんた・・・
と思った方.いらっしゃるかと思いますが,要はまずズドーンと重いものを落とします
このとき,使い込んだジグ,使い慣れたジグ,自分の好きなジグを落とすというのは理由があって,一番使っているジグは引き抵抗やフォールのスピードなどが自分の体に染み付いていて,ちょっとした変化も感じやすく,一番よいウェイトへフィットさせていくことが容易だからです.
そういう意味で,個人的にはどんなジグでもいいので,マイフェイバリットジグを作って,バンバン体になじませていくのがよいと思っています.パイロットジグともいいます.
ちなみに,この記事を書いている時の私の最初に落とすジグはディープライナーのCXです.いくつか好きなジグはあるので,必ずしも・・・ってわけではないですし,ある一定のスパンや季節によってもローテーションあると思います.

ブログをご覧の方は,水深100mとかでもCXの500gでいきなり結構いい魚(クエ20kgオーバーとか)釣ったりしているのはご存知かと思いますが,いきなり重いのは最初潮見のために入れるからです.

パイロットジグにするジグですが,できれば600g,700g,800gとウェイトを上げていかないといけない可能性について考えれば,幅広いウェイトをラインナップしているジグが良いかと思います.これはあくまで鹿児島のジギングの話であって,水深が200mとか潮が3ノット4ノットとか行かない海域では400g,500gぐらいまでウェイトラインナップがあるジグてもいいかと思います.

※あくまで私のジギングは100m〜200mぐらいがメインなので,500gを落としていますが,MAXでも100mまでのジギングしかしない!みたいな人は300g〜400gを落としても良いと思います.とりあえずズドーンと最初重いのから行きます.

※70mとか50mとかだと私でも300g〜400gで始めます.要はまずは重めってことです.

2.ジグを落としてみて,ウェイトをあげるか,下げるか,そのままか判断する

まず,ジグの落下.着底まで,集中してください.
もし,軽いウェイトのジグを使っていると,だんだん底に向かうにつれて,フォールのスピードが遅くなっていくと思います.これは皆さんだいたい分かっていただけるかなと思います.途中で二枚時があったり,潮のヨレがある場所はいきなりフォールスピード急変したりもします.魚がジグのまわりに着いた場合もフォールが加速したりするので,注意ですが.

で,この時,ウェイトの決定ついては初速からの変化率を見ます.

個人的に,一番ジグをコントローラブルな状態に持っていけるのは,初速からの変化が殆ど無いようなジグウェイトだと思っています.

よく,船べりや漁港などでジグのアクションチェックをするのですが,このアクションチェック時と同じような動きを海底からやりたい場合にはどうしてもラインテンションというものが邪魔で同じようなフォールアクションが出ないので,それを排除するためにはジグを重くしてやる必要があると思っています.

初速から着底までのスピード変化が殆ど無いということは,ラインの抵抗を無視できるほどにジグの重さが勝っている.ということなので,船べりとほぼ同じアクションをさせることが可能となります.

初速と着底のスピード差があればあるほど船べりでジグを動かして見られる動きからは乖離していくので,どのあたりに落とし所をつけるのか?ということが重要かと思います.
その落とし所についてはジグの種類や釣り方によってもかなり変わってくるので, 難しいところです.

スローピッチジャークとかスロージギングとかスロー系ジギングとか言われるフォールの釣りでは,ゆっくりフォールしたほうがいいからなるべくギリギリ着底を取れるぐらいでやる!って方いらっしゃるかもしれません.
カンパチの場合ですが,そういうセッティングでは食わせきれないことが多いと実感しています.ジグが動かなさすぎて見切るんだと推測しています.
あくまでフォールで食わせるというのもフォール時の”アクション”が大事で,大なり小なり動いていないと難しいと思ってます.そういうフォール時にアクションさせるためにはライン抵抗は”基本的には”邪魔だと考えます.

フォールのスピードによって魚の反応は全然違うのですが,フォールの質は基本的にウェイトで調整するのではなく,ジグの種類で調整したほうが良いと個人的には思ってます.

私の場合,まずは500gで初速と着底間際のスピードがほとんど変わらないことが多いので,そのまま500gでやっちゃいます.もし,ここで着底間際のスピードがかなり遅くなるようだとウェイトUPを検討します.

次にしゃくり上げ,ジャークでの評価ですが,軽い力でもジグがキビキビ動いている軽い潮だと,もう少しウェイトを下げること「も」可能と判断します.
ズドーンと落ちる状況がいちばん自分ではコントロールしている状況だと思ってますから,このまま続けることも可能ですが,食ってこなかった場合,ジャークを変えるかウェイトを変えて微妙なフォールの差やシルエットの差をつけるか,などなど,いろいろな選択肢を考える必要があると思います.

だいたいウェイトを下げるときは20g〜50g刻みで下げます.
あまりに潮が軽いと100g落とす時もありますが,基本は小刻みに変えて,変化を体感することが大事だと思っています.

3.20g〜50gのウェイトの変化を感じる

ウェイトを変えたら,また落とす時に注意.
変える前と変えたあとでの変化を感じます.

ジャーク時も変化を感じます.

言い方が難しいのですが,「しっくりくる」ウェイトが釣れるウェイトだと思います(笑.

まずはその日の海況がパイロットジグで掴めたら,ジグの種類を変更して,横に展開していく.そんなことをやります.

しかし,通い慣れた海域ではポイントや潮のスピードもだいたい分かっているので,自分がしっくり来るウェイトがジグの種類ごとに分かっています.
なので,上記の作業はあまりすることがなく,いきなり400gをつけたりもします・・・.
が,だいたいの場合にはパイロットジグの500gを落としてみてウェイト変化を見て,横に展開します.

ちなみに,ジグの種類を変更する場合,パイロットジグと比較して, フォールが遅いジグなのか,早いジグなのか,ジャークが重いジグなのか,軽いジグなのか,相対的にどういうふうなジグなのか?というのを自分の中である程度把握しておくと,横の展開が楽になります.把握できているなら,横に展開する場合は必ずしもつけかえる前のジグと同じウェイトのジグを付ける必要は無いと思います.

あまり参考にならないかもしれませんが,我流のやり方を書いてみました.

繰り返しになりますが,こうしないといけない!という話ではなく,私はこうやってます.という紹介です.釣りは自由です.

でわ.

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