たまにご質問いただく「アシストフックの作成方法」
昔,実は記事にしたことがあって・・・.
それとほとんど変わってないのです.
ちなみに自己流と書いていますが,よくある一般的な作り方です!
私なりの工夫は何もないです!
※最近はこのシステム以外も色々試していて,そのうち前後フックはシングルにしようかなと考えています.が,今回はダブルでご紹介します.
それでもよければご覧ください.
まず,アシストラインですが,ザイロンノット12号〜30号を使用しています.
小物釣りではPEラインやテクノーラも使いますが,カンパチ,大型根魚狙いなら後悔したくないのと,ずっと使ってきて慣れている,信頼性も高いと思っているのでザイロンノットを使用しています.
次に,フックですが,私が好きなのはshout!のスパークです.
色んなハリを使ってきましたが,このハリ,焼きが強く,細い割に曲がりにくい,TCコートなら刺さりも良い,大きいサイズがある等々,個人的にはジャストなフックです.
特に重要なのは大きいサイズがあることです.私のメインは5/0です.
大型ジグを良く使うので,バイトがあったときにフックポイントが少しでも出てる方が良いと思っているので,デカイハリが必要になってきます.
最近,ヘビースパークというスパークの線径が少し太くなったフックが発売されたので,それもちょっと使ってみようかなと思ってます.
他に使う針はダブルバーブ,チューンド管ムロなどを使っています.
リングですが,ASSのSUSリング,カルティバのソリッドリング,土肥富のWAOを使っています.一番使うのはカルティバのソリッドリング内径5mmです.
コシを出すために中に仕込むフロロラインですが,4号〜10号ぐらいをその時々に合わせて使っています.一番使うのは8号です.
他に必要な道具ですが,
・ニードル
・セキ糸(私は使い古したPEライン2号を使用しています)
・熱収縮チューブ&ライター
・瞬間接着剤
・バイス
そんな感じです.
まず,完成形はこんな形.
よくある形で,薄手の熱収縮チューブをかぶせています.
こんな感じのよくある形,基本的には2フックの地獄針仕様にしております.
リングからフック先端までのアシストラインの長さは3cm〜4cm ぐらいに調整してます.
ジグに合わせて長さを選びます.
作り方について説明します.
1.アシストラインを適切な長さに切ります.
だいたい10cm〜14cmぐらい.
2.ザイロンノットの中芯を抜きます
3.フロントフックはコシがあったほうがトラブルが少ないので,フロントならフロロを中芯の代わりに入れます.リアでも3号〜4号ぐらいのラインを入れることもあります.
4.片側からニードルを差し込み,適当なところで抜きます.
5.リングを挿入して,ニードルの先端にもう1つの先端をかけて巻き込みます.
6.もう1つ同じ要領で作ります.
7.余分な部分をカットします
8.それぞれのアシストラインにハリをつけていきます.
9.いいところの長さでハリをアシストラインに刺します.
10.これをハリのチモトまで持ってきます.
たまにハリをアシストラインに刺さずに,そのまま巻いている方がいらっしゃいますが,大物の場合,アシストラインがスッポ抜けることがあります.
11.アシストラインが針先の方から出るようにして,PEラインで巻いていきます.
この時,かなりきついテンションで巻いたほうが良いと思います.
エンドはハーフヒッチを数回やっておけばよいかと思います.
12.瞬間接着剤をつけすぎないぐらいつけて固めます.
瞬間接着剤の硬化時間ですが,ある程度固まるのは速いですが,30分〜1時間ぐらい置いたほうが本当の強度が出ていると思います.
13.もう片側はフックの先端が互い違いになるように作ります.
14.熱収縮チューブをかぶせて,ライターでかるく炙って収縮させます.
15.完成.
これぐらいのサイズ感です.(フックはTCスパークの5/0です)
管付き針ではない場合の私のアシストフックの作り方はこんな感じです.
管付きのハリはちょっと作り方が違います.
この方法で,ちゃんと作っていれば,トラブルがあったことはありません.
アシストフックはいろいろな作り方があって,私のこの作り方はめちゃくちゃめんどくさいほうだと思います.ですが,基本に忠実に,そしてなにより今までトラブルレスでやってきているので,この方法で作っています.
何かあればまたご質問ください.
よろしくお願いします.
でわ.
コメント
いつも楽しく拝読させていただいております。
こちらの記事を参考に、自作を始めてみました。
質問なのですが、ザイロンノットの各号数に応じたフロロ芯の号数の目安(またはオススメ)などはありますでしょうか?
また、ターゲットや水深、ジグの形状や重さによってどのように選定されているのかなど、お時間ありましたら、返信、または記事にしていただけると非常に助かります。
オフショアジギングは年に数回しか行かないのですが、ショアからの誘い出しに使うダイペンのシングルフック(芯なしのリングからフックまでほぼ0距離)の作成から始めているところです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
申し訳ありません,長いこと書き溜めた記事で自動更新していたもので,気づくのが遅れました.
あくまで,個人的にですが,ザイロンノットの号数に応じてというよりも,その時だしたいコシに合わせてフロロをチョイスしてます.
感覚的なところがまだまだ大きいので,なかなかこういうときにはこう!とはっきりいうことは難しいです.
また,こういうジグにはこういうフックという見解もきちんとしたものは持ち合わせておらず,今使ってるフックとその長さは実際に装着してみて,動かした範囲でジグの動きが悪くならないギリギリ大きいやつをつけている感じです.
最近またフックに懲りだしましたが,なかなかいいセッティングを見つけきれずに苦労しています.
まとまりそうなら記事にしてみます.
あまり的を射ない返信で申し訳ありません.
ご返答ありがとうございます。
とんでもございません。
記事になった時に理解できるように、実践と経験を積んでおこうと思います。
ありがとうございました!
しかし,釣りは画一的な絶対的な理論なんて構築するのは不可能だと思うので,自分のフィーリングで自分にあったセッティングを試行錯誤で見つけるのもありかとおもいます!