どうもです.
カヤックフィッシングをやっていて,渋いなぁというときありますよね.
渋いという言葉は自然が悪いように受け止めてしまうので,あまり好きではなく,最近は「難しい」と表現しています.
思いとしては,人間側の攻め方次第では釣れるだろうと期待を込めています.
「渋い,釣れない」と諦めてしまうのではなく,「なかなか釣れないけど,ちゃんとやれば釣れる」というちょっとポジティブな感じがするかなと.(個人の感想です
簡単に釣れない時
ってことなんですが,そういう時,しょっちゅうありますよね・・・.
そういう状況で結果が残せているかと言われると・・・正直微妙なところではありますが,私が大切だと思っている点について書いてみたいと思います.
タイトルは「カヤックフィッシングで」としておりますが,結局オフショアジギング全般に通じることなのかもしれません.
1.A級ポイントを見極めておく.
A級ポイントと呼ぶべきポイントをいくつ持っているか.
これで釣果はかなり左右されると思います. つまり,ポイントの下調べをして,魚がつきやすいポイントを把握しておくということ.これは非常に重要です.
ピンポイントの地形だけではなく,ある程度周りの地形も知っておく必要があります.
魚がつくポイントというのは端的に表せば,周りと違うポイント,隠れるところがあるポイント, プランクトンが集まるポイントなどです.
ポイントの探し方はまた別の記事で書きます.
とにかく,魚がいつくポイントをちゃんと抑えておく.ということが大事だと思います.
ポイントによってそのポイントの大きさはマチマチです.
カヤックの場合ですと,大きさが数m四方しかかないような小さな根からずっと流してもどこかしらに魚がいそうな数十mぐらい長さありそうな瀬・・・などなど.
時には大きさが1mを切っているような小さな岩の影もピンポイントで狙うこともあります.
2.根拠の無い流しはしない,ポイントへの入れ方を丁寧にする
ある程度通っている場所になってくるとわかるのですが,活性が高い場合はちょっと違うポイントに落としても見つけて追ってきて食ってくるということは多々あります.
しかし,難しい状況では本当にピンポイントの流しでしか食わない.そういうときがあると感じています.
極端な話をすれば,10m流すポイントが変われば釣れない.
そんなことも起きると実感しています.
なので,このポイントに流せば食うはずだ!というポイントにきちんと流すことが重要だと思います.そしてこのポイントを流すためには1でも書いたそのポイントの周りの地形なども把握しておかないと難しいです.
また,これは難しい時に限らないのですが,「根拠のない流しはしない」ということです.
流す根拠は,ベイト・魚の反応,底質や地形の変化,およびそれらにマッチする潮流の向きと流れ方.
これらをすべて確認した上で,最適だと思うポイントに根拠を持って流す.
これが大事だと思っています.
釣ってる時間が無駄に長くなるよりは,魚がいるポイントをちゃんと見極めることに力点を置いて,釣ってる時間は短いかもしれないけれど,魚が釣れる流しを多く取るということも大事だと個人的には思います.
釣り糸を垂れないと,絶対に魚が食いつくことはないです.
しかし,魚が居ないところでいくら釣り糸を垂れても絶対に釣れません.
まずは魚がいるポイントをちゃんと見つける.魚探に映る魚であれば,魚探の反応を探す.魚探に映りにくいボトムの魚であれば,居るであろう地形を探す.
これはオフショア釣りの大鉄則だと思います.
だいたい私が,流してるときは,これで食うかどうかのお試し流しも多いですが,やっぱり魚が釣れてるときはほぼ間違いなく,食うならここだろ?というポイント,地形,反応で食ってきます.
もちろん,これなら食うだろ?と思ったら絶対食ってくるかと言われるとそうではないです.
食ってくる!と思ってる時に魚が釣れる.ということは事実ですが,魚が釣れた時に,ここで食ってくる!と100%思ってたいたか?というとそうではないということです.
このあたりは誤謬の議論になりがちなので,注意して下さい.
逆に言えば,ここでは食ってこないだろうなぁと思っているときは,ほぼ魚も釣れない.ということになります.
3.流しが悪いのか,釣り方が悪いのかをちゃんと考えて,ローテーションを頻繁に
状況が難しいときはちょっとやそっとじゃ食いません.
カヤックフィッシングの最大の利点は自分の魚探を見ながら釣りができることだと私は思ってます.
魚探の反応を見ながら,これならいつもなら食ってきている反応だ.
ジグを少しでも追う素振りがある.
など,何かしらジグを食うであろう魚がいるときはだいたい分かります.
例えば,こちらの画像,20mぐらい離れたところに瀬があって,瀬に向かって流そうかと思ったんですが,おもったより流れておらず,瀬から遠いところでジグを上げ下げしていたらフィッシュイーターが寄ってきてジグにまとわりついている.という図です.
この図から少なくとも中層までジグを追ってきている魚が2匹,ボトム付近で追ってきているちょっと離れたところにいる魚が1匹は居るということがわかります.
魚種までは特定できませんが,ポイントの性質からすると,ヤズかネリゴだとおもいます.
ちなみに,この時はじっくりジグを見せてしまったので,これ以上やっても食わせきれないと思ってすぐ移動してます.
ジグに積極的についてきていることからフィッシュイーターであることには間違いありません.
魚が居るのに食わない場合,もちろん,時合ということもありますが,ジグのセレクト,動かし方で食わせきれていない.ということも考えられます.
何の魚を狙っているかによりますが,ジグの飛ばしをどれ位にするか?ジグ半分,ジグ1個,ジグ2個分・・・・それから横を向けるのか向けないのか,横を向けるなら横を向けた姿勢を何秒維持させるのか,次のシャクリはジグの姿勢がどうなっているときに行うべきか?そのシャクリのスピードは?また,フォールを入れるならフォールスピードはどれぐらいが良いか?フォールで動くジグが良いのか?フォールで動かないジグが良いのか?フォールの幅やタイミングはどれ位がよいのか?さらにそれらのコンビネーションなどなど・・・・他にもたくさん考えるべきというか魚が食うか食わないかを決定するであろうファクターはいくつもあり,考えだしたらキリがありません.
また,ジグをどうあやつるか?ということも大事ですが,ジグが小さいとハリのセッティングでもうごきがシビアに変わってくるので,ハリのセッティングもアジャストしていかなければなりません.
もちろん,ジグ自体のセレクトで大きくアクションは変わります.
私はカヤックでは基本的に3つのタイプのジグをローテーションしています.もちろん,他のジグも試してはいますが,今のところこの3つあってカヤックフィッシングで困ることはないと思ってます.だまだ使いこなせきれていませんが,一応,どんなジグで釣っているのか最後にご紹介します.
※近海のジギング,20m〜120mぐらいまでのジギングだと思って下さい.
※狙いは青物,ハタ類,真鯛などです. 特殊な魚は狙っていません.
※私のカヤック釣りは基本はPE2号でやってます.
・シマノ ペブルスティック 100g〜150g
こいつは最近の先発ジグです.最もお気に入り.
セールになりやすく,入手性も◯,100g〜150gはお値段も他社に比べて安い.
そして,いろんなアクションを1つのジグで出来ます.
一日を通してこのジグしか使わない日もあります.
ペブルスティックの代替品としてはディープライナーのSPY-NやSPY-5なんかも使います.
スタンダードな長細ジグです.
・ディープライナーCX 100g〜150g
ディープライナーのジグの中でもフェイバリットジグ.
カヤックからでも使うことで体に馴染ませようとしています.
ペブルでは表現できないフォール,シルエットなので,ローテーションに入れてます.
鹿児島で入手性が高くない(軽いところはあんまり売ってない)のが玉にキズです.
短い上げでの横向け,木の葉型のわりにキレのあるスライド,飛びをします.
・シーフロアコントロール クランキー 120g,140g,170g
シーフロアコントロールのクランキー.
フォールのアクションが独特です.クイクイクイとリズミカルにスピードを変えながら落ちていきます.フォール中に魚が付いてきているかどうかがこの3つのジグの中では一番わかり易いです.魚が付いてきていることを確信して食わせる快感を覚えられたらジギングに絶対ハマると個人的には思います.
ロングフォール系の釣りからあんまり早く誘わない,激しくしゃくらない,優しく誘う釣りに向いていると思っています.
よりロングフォールに特化させたければ,ディープライナーのフレックなんかも最適だと思いますが,なかなか小さいサイズは売ってないです・・・.
カヤックという限られたものを持ち込む場所ですから,基本的には1つのジグで多彩な誘いを出来る,上げの速い釣りから,ロングフォールなどの遅い釣りまでをなるべく少ない種類のジグで表現することも大事かなと思ってます.
もちろん,前にも書きましたが,これら以外にも色々持っていって,ちょっと落として使ってみたりしています.
今のところの軸となるのはこの3種かなとおもって紹介しました.
まぁ,そんな感じで,難しい時に大事だと思っていること,書いてみました.
相手は自然ですから,変わりようがありません.変えようがありません.
釣るためには自分が変わるしかないと思ってます.
でわ.
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