アカムツジギングで釣るために考えていること

どうもです.

最近,中深海ジギングにドハマリしていって,アカムツ釣りもちょっとぐらいは上達してきた実感があります.

ドハマリした理由は,アカムツがアカムツだけ狙って釣ることが可能な魚であると分かったからというのが大きい気がしています.

私はどんな魚種でもその魚種を狙って釣りたいです.
カンパチを釣狙うなら狙って釣る.カンパチを狙ってる時はカンパチ以外は外道.
マハタを狙うなら狙って釣る.マハタ以外は外道.
そうやって,できるだけその魚種を狙って釣りたいと思ってます.

アカムツは中深海に色んな魚種が居る中で,狙って釣ることが可能だろうか?
と思っていましたが,最近ではかなり釣り分けれると思うようになりました.
ユメカサゴとアカムツの釣り分け,アカムツとクロムツの釣り分け,アカムツとスミヤキの釣り分け・・・などなど微妙な差ですが,釣り分けが可能だと思っています.もちろん100%できるとは思ってませんが.

前は同船している他のお客さんに圧倒的に釣り負けることもありましたが,最近はそうでもないかな?と思えるぐらいまで成長できたかなと思っています.
ただ,まだまだ,経験浅く,アカムツ釣りにおける攻めのバリエーションが少なく,コレだ!と思っているアクションの引き出しが数個しか無いのが現状.

色々やってみたい釣り方はあるのですが,当面は今,追求していることを「分かった」と思うようになってから幅を広げるために色々な釣り方に挑戦してみたいと思っています.

なかなか釣りに行けないサンデーアングラーなので,日々考えて,濃度の濃い釣行をすることで成長スピードは早くなると信じています.(といってもかなり釣りには行ってる方だとは思いますが)

今日は,最近,中深海ジギング,特にアカムツ釣りでアカムツにジグを喰わせるために考えていることの一部を書いてみたいと思います.

といっても答えをダイレクトに書くことはしないつもりなので,一緒に考えていただければ幸いです.

まず,アカムツという魚がどういう魚なのかを知る必要があると思い,色々な文献を漁ったり,水族館で捕食の様子を観察させてもらったりしました.
アカムツ捕食の実況は下の記事から.

アカムツの捕食行動を観察した話

アカムツの捕食行動を観察した話
ショア,オフショア問わず,海のルアー釣り全般に関するブログです.

まず,気になったのはアカムツは上下運動をほとんどしない魚だということ.
これが実際の海中でもそうなのかは分かりませんが,下から食い上げるような餌のとり方,あるいは海底に沈んだ餌を上からついばむようなことはしない.そういう魚であると認識しました.水族館の方のお話でも,拾い食いはしないとおっしゃっていました.
しかし,生き餌のカタクチイワシを入れると,非常に獰猛に追いかけ回すことがあったそうです.
追いかけ回しているときは上下にも激しく動くのかもしれませんが,私が見た限りではそんなことはありませんでした.

ということで,基本的に食いがたっている時には激しくジグを動かしても食うけれど,あまり食いがたっていないような時には,自分がいるタナと水平の位置にきた餌を捕食する傾向があるようだと推察しました.さらに,食いがたっていないときは確かめるように餌に近づいて,ゆっくりたべていました

このことから,基本的にはジグを大きく速くしゃくりあげて速く落とすという行為は,アカムツの捕食する層を素早く横切ってしまうため,アカムツのバイトチャンスを逃すことにつながると思っています.

なので,上げの速度,下げの速度両方の調整をかなりシビアに行う必要があると思われます.上げるスピード,落ちるスピードこれを数%変化させるだけで,アカムツにとっては餌に見えたり見えなかったりするんじゃないかなと思います.
基本的に,速度は遅くしすぎてもしすぎることはないと思っていまして,極端に遅い例を出せば,上げでは1mを数秒かかって上げるようなときもあってよいとおもってます.この時,実際,の上げのアクションでジグを動かすというより,ジグが潮を受けて動くアクションが大事だと思ってます.下げについても,極端に遅い例を出せば,テンションフォールで1mを数秒掛けて落とす.そういうときに食いついてくることもあります.このときのアクションもジグの潮受けがキモかと思ってます.

※これはあくまで極端に遅い例の話をしていまして,速い時はバシバシシャクることも有効な時もあります.

実際の餌を食べるときも,落下や上げのスピードによって食べる餌と食べない餌があり,その違いについては明確には分かりませんでしたが,魚にとってはなにか違いがあるんだろうと思います.

捕食の時,落ちてくる餌だけではなく,一旦沈殿して,他の魚が水槽内をうごいて舞い上がった餌を上げでも捕食していたのは非常に印象的で,他の魚にはなかなか見られない餌のとりかたでした.

また,水平の餌をよく捕食するということで,タナを外さないことが一番重要であると思ってます.また,そのタナに滞在する時間も非常に重要だと考えます.アカムツは止めで食うという話は色んな所で出てくる話かと思いますが,食いがたっていない時の場合に限りますが,追っかけてきて食うというよりは,アカムツのいるタナで止めれたので食った.という表現が正しいように思います.追っかけてきて止めで食ってるときもあるとは思います.

食いがたっている時は明らかにジグにまとわりつくような水圧変化をジャーク中に感じるので,そういうときは追ってきて食ってるんだなということが分かります.が,何も感じないのにいきなりストップやフォール,上げでガツガツガツとバイトしてくることもあり,こういう場合食いがたってないなと判断しています.(一概には言えませんが

ということで,1つ考えているのは喰わせるためのフォールと上げのスピード,幅,とタナであるということです.タナは極論言えば,魚一匹分(15cmほど)はずしたら喰わないってときもあると思ってます.

次に,ジグのアクションについて考えていることを書きます.
アカムツジギングは所詮ジグの上げ下げの釣り.と思われている方もいらっしゃるかと思います.基本的には間違いではないのですが,そういう上げ,下げの中にもジグの動きというものは非常に重要だと思ってます.あと潮受け.潮受けについてはここでは割愛します.

アカムツの釣りではハイピッチ的ないわゆるジグを横向けるような動きではなく,フォール中の僅かな振動を具合いが重要だと思ってます.また,フォールだけではなく,上げでもジグは結構動いていると思ってます.
回収中でただ巻きしたときにケツを振ったりひらひらしたりするジグって最近は多いと思うんですが,そういうジグはジャーク中もいくぶんかそういう動きをしていると思ってます.

どういうフォールアクション,ジャーク時のアクションがいいかはその時の状況によって変わってくると思うので,コレ!っていうのは書きにくいのですが,こういうアクションが食いやすいなという時はあります.

そのフォールのアクション,上げのアクションを変える方法は大きくは

①ジグの種類を変えること
②ジグの重さを変えること
③上げのスピードを変えること
④ラインの角度を変えること
⑤上げからフォールに切り替える時のジョイント時の操作

などでで変わってくると思っています.
なので,この①〜⑤+【今日は記事に書かない3つのこと】を考えながら,ジグの操作を考えています.
潮を感じながら,魚からの圧を感じながら,自分なりにベストに近いと思われるような動きを演出できるように.ということを考えています.

ということで,もう1つ考えていることは,ジグのアクションとそれをコントロールするジャーク,ジグセレクトが重要ではないか?ということです.

他にも色々考えてはいるのですが,とりあえず,2つ考えていること書いてみました.

アカムツ釣り,鹿児島ではまだまだマイナーですが,狙って10匹釣れば,ジギングが好きな人は絶対ハマると思います.未挑戦の方も挑戦してみてほしいです.

でわ.

コメント

  1. あおみの より:

    いつもブログ更新を楽しみにしています。

    >タナを外さないことが一番重要
    >食いがたっている時は明らかにジグにまとわりつくような水圧変化をジャーク中に感じる
    >フォール中の僅かな振動を具合いが重要
    >沈殿して,他の魚が水槽内をうごいて舞い上がった餌を上げでも捕食していた

    共感できます。
    まさにその通りだと思います。

    訳あって、日本にいる期間が少なくなりましたが、
    海域は違えど自分もそう思っています。

    DVDの見すぎでアカムツジギンガーの皆さん侵されて過ぎてますが、
    食いがたってないときこそ、引きずりがいいんですよね~

  2. fortyfive より:

    コメントありがとうございます.
    こんな記事書いてたんだ?と自分で何回か読み返して思いました(笑.
    忘れないために文章として残しておくこと,大切ですね.

    あくまで記事の中のことは私のイメージですから・・・本当にどうなってるのか?とかは全く分かりませんが,共感いただけているということ,私だけの妄想ではないということで,少しは信憑性が上がったかなと思います.ありがとうございます.

    海外でのお仕事でしょうか?
    内陸国だとちょっと釣りは物足りないかもしれませんね.

    アカムツジギングに関しては,乗り合いで色々な人の釣りを見るのが面白いですね.
    特に鹿児島ではまだ発展途上なので,いろんな釣り方の人がいらしゃって,それじゃ食わないだろう?ってジャークにも食ってきたり,毎度発見があって面白いです.
    考えが凝り固まらないように柔らかくして考えていきたいですね.

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