錦江湾内アングラーの間で1年ぐらい前から流れ始めた噂話.
錦江湾のどこかで日本にいるハタ科最大級のハタタマカイとハタ科最高級魚クエのハイブリッドが養殖されているという話.
あるアングラーは脱走した?と思われるタマクエを実際に釣り上げたこともあると・・・.
噂だろ?
と思われている方もいらっしゃると思いますが,この噂は本当です.
実際に釣ったという写真も複数見たことがあります.
あと証拠は↓フェイスブックページ.
https://www.facebook.com/pg/kagoshima.kinkou/posts/
実際に試験養殖をやっている会社のページになります.
餌やりの動画や,成長途中の動画があります.
出典:https://www.facebook.com/pg/kagoshima.kinkou/posts/ |
タマクエは他の名前として,クエタマ・・・HIBRIDグルーパーなどと呼ばれています.
メスのクエ×オスのタマカイです.
タマクエというのはイヨスイが商標登録した名前.タマクエは中国から苗床を調達している!?よく分かりません.
クエタマは近大が開発している種の名前です.
どちらもおそらく,種的には同じものだと思います.
クエタマは台湾などではタマカイの養殖が行われており,そこから精子を調達しているようです.
クエタマの成長速度は一時期,クエの4倍とも言われていましたが,今では2倍の成長スピードということで落ち着いているようです.
根拠になっているのはおそらく,近大の升間先生の報告書で,
奄美大島で飼育したタマクエは1.9年で2kgに成長した一方で,クエは同年で0.5kgであったことから,約4倍の成長速度(2kgに達するまで)であったと書かれているところだと思います.
環境によって色々違いますからね・・・難しいところだとも思います.
というのも,奄美大島で育てたクエタマは和歌山で育てたクエタマに比べて約2年で1.65倍の成長速度を示したということも報告されているのです.
水温高いほうが沢山エサ食って,大きくなるのかもしれませんね?
やはり餌食う魚はデカくなる.のでしょうかね?
あと,上で紹介した錦江のフェイスブックページには
3月に100g(20cm)ぐらいだった苗床が半年後の9月には550g以上(33cm程度)に成長すると書かれてありました.
大体1.5kg〜3kgぐらいで出荷されてしまうと思います.
扱いやすいサイズですからね.個人的には5kg前後の個体が美味いと思うのですが,そこまで育てるリスクもありますよね.
何年でどこまで大きくなるかわからないタマクエですが,錦江湾の養殖生簀から逃げ出した個体たが桜島周辺に居ることも間違いないようです・・・.
あと10年後にはビッグなタマクエが釣れたなんてニュースが・・・あるかも?しれませんね.
あと,錦江湾のタマクエですが,意外にも出荷先は中国が多いようです.
日本でもフェアやキャンペーンなどで出てたりするみたいですが.
食べてみたい気もしますね.
ということで,錦江湾でレアなハイブリッド魚が養殖されているという話題でした.
でわ.
コメント
最近知り合いの友達が垂水新港でエギングをしてたらこの魚を釣り上げた話しを聞きました。
しかも80オーバー……
やはり脱走してるみたいですね。
ご存知かもですが錦江湾某所では黒マグロ養殖してますよ。数年前の台風で逃げた時には漁師が電気ショッカー買って大間の漁師みたいでした(笑)
3年ぐらい前から試験養殖していると思われるので,3年〜4年で80cmオーバーなら相当成長が早いですね.試験養殖していた和歌山などでも磯から釣れたりしているので,完全に1匹も逃さないというのはなにか難しいんでしょうかね?
脱走に思いを馳せるのはどうかとも思うのですが,1匹ぐらい釣ってみたいです.
錦江湾内のクロマグロ養殖は釣り人の間では有名な話かと思います.クロマグロに関しては昨今センシティブな話題なので,ブログ等では何も情報を出さないようにしています.