2022年は明日丸ツアーを3日程組んでいましたが・・・・5月は低気圧直撃の大時化で中止になりました.個人的にトカラへ行けるのはだいたい1/3ぐらいの確率と思っています.しかもその1/3もベタ凪でいけるというよりはなんとかいけるを入れて1/3.ベタ凪だけ選んでたらさらにその半分ぐらいの確率1/6〜よくても1/5ぐらいに落ち着くと思います.ちょっとぐらい無理しないと一生行けないかもなレベルです.
実際,3日程合計6日間のチャーターを2022年は入れていましたが・・・・トカラ海域へ行けたのは4月の1日間と今回6月の1日間.2日間連チャンでトカラに行けてトカラ泊ができるなんていうのは5日程に1回ぐらいとなります・・・・.それぐらい天候に守られているトカラ.個人的には丁度いいぐらいかなとは思います.
基本的に土日の日程の場合は金曜入りの月曜帰りを基本としています.
鹿児島から組みは金曜の最終便の高速船で屋久島安房入り,飛行機組も最終の飛行機で屋久島入でした.
土曜日は天候よくなく,近海での釣行.
近海でも南に行ければマハタ・カンナギ狙えたりするのですが,今回は南は時化ているので近海スジアラ狙いでした.
明るくなってからの出港.
種子屋久海峡はタイドグラフに素直な潮の流れ方をすることが多いです.また,爆裂に速い潮もあります.
潮も複雑だったりして,浅場でも色々なテクニックが必要になってきます.でもまず大事なのは底立ちをちゃんと取ることかなと思います.
50m前後を探っていきます.
スジアラオンリー狙いは一昨年に経験があり,そこからのフィードバックでどこまで出来るようになっているか,自分自身でも楽しみなところはありました.
スジアラは根魚のイメージをされている人もいるかと思いますが,個人的にはカンパチと同等クラスの遊泳力を有していると感じます.
当たるレンジも底から中層まで様々.
その日の状況で底ばっかり狙うこともあれば中層まで狙っていくことも大事.
潮にもちょっとうるさくて,ヒット率を高めようとするとその日のジャストな感じを探していくことになります.
今回はちょい上げのアクションが有効で,幸先よく6kg弱を釣ることができました.
良いプロポーションでした.
他にもネリゴやヒメダイなどが釣れました.
で,もう1匹ちょっと小さめのスジアラ.
2kg〜3kgぐらい?も釣れました.これはリリース.
スジアラは水圧変化にも強くて,元気に帰っていくことがほとんどです.
奄美か沖縄か忘れましたが,タグアンドリリースの採捕記録もあり,リリースした個体の生存率は相当高いと推察されます.
なので,明日丸では1人1匹のリミットがあり,その後はリリースとなります.
食べる分にも1匹あれば十分なので,良いことと思います.
夕マズメ,南に頑張って行こうとしましたが・・・さすがに波高く断念!でした.
次の日のトカラ海域釣行へ備えて就寝.
次の日は日の出前から出港.
夜が明けていっときしてから目的地着.
この日は南にものすごい前線があって,いつ天候が崩れるかヒヤヒヤの状況.
細かく天気予報などをチェックしながらできるかぎりヤル.っていうプランです.
結果的には夕方間際ぐらいまでできたので,釣行時間的には満足でした.
が....まー,潮がタルくて魚の食いも悪い.
そんな状況でした.
朝イチはちょい深場からのハマダイ・カンパチ狙い.
250m前後に対して600gのジグで十分な状況なぐらい潮はゆるいです.
トカラの2枚潮,3枚潮の中,250mで感度ビンビンの釣りをしようと思うとだいたい800g前後が必要になってくるというのが自分の感覚です,なので,600gは体に優しい方です.
フォールで上手くヒット!
からのハマダイ6kgでした.
ハマダイは1匹あるととても嬉しい魚です.
連発するか?と思いましたが,フラフラの潮により低活性.
他にはメダイなどが船中あがりました.
この日は潮ゆるく,0.5ノット〜1ノットいかないぐらい.
これぐらいなら普通のカンパチ水深は400g〜500g前後で全然大丈夫です.
そういうときもあります.
潮が揺れたタイミングでたまーにカンパチが食う感じ.
こういう日はちょっとした時合(1流しか2流しのみ)でデカイのが食うことが多く,集中力が本当に大事です.
たいてい油断したときに食ってくるので・・・捕れなかったりします.
難しいです.
昼過ぎのとあるポイント
船長「下から30mにサメの反応あります.どうぞ」
私「大きいカンパチかもよ?」
ってことで,素早く根切りしてから中層を狙います.
カンパチは底で掛かる事が多いと思っている方も多いと思いますが,それはシチュエーションによると思います.
実際は浮いているカンパチがフォール中のジグを追いかけていって,底付近でアクションさせたときに食ってしまう.
ということもあります.もちろん,最初から底付近に定位していることもあります.
このあたりは魚探をよく見たことある人じゃないと分からないかもしれません.
で,狙い通り?底から40mぐらいで小さそうな魚が掛かりました.
そして急に走り出す・・・・・
これを見て割と多くの人が最初小さい魚がかかって,サメに食われたと思います.
そういうときもありますが,大きいカンパチは最初引かずにいきなり引き出すということがよくあります.
最初の段階ではあんまり判断できないので,とりあえずは頑張って気を抜かずにファイトすることが大事と思います.
で,今回も最初サメ?と思われてましたが・・・・数分攻防した感じ,カンパチではないかなと.
結構上で食わせたので,水深以上に出されること無く,余裕のあるやり取りでした.
とはいえ,ちんたらやってたら底まで10mぐらいまでは持っていかれました.
カンパチなら25kgぐらいと思います.といって上がってきたのは25.3kgのカンパチでした.
この前後が時合だったようで,船中他にもいい魚は掛かりましたが,上がらず.
大型はやはり難しいですね.
4月に夕マズメブレイクやらかしたので,失態をかろうじて取り返すことができました.
でもこれでイーブン.まだまだです.
その後,完全に潮が変わり,沈黙の0ノット・・・・
難しい状況が続きあまりよいヒットないまま,土砂降り厚い雲がこちらに迫ってきていたので,夕方沖上がりとなりました.
そんなに良い状況じゃなくても,船長の頑張りで1日1回はチャンスがあることが多いのが明日丸.
なんだかんだで過去の釣行記をご覧いただければ分かると思いますが,私の10kgオーバー捕獲率は8割ぐらいあるんじゃないか?と思います.カンパチも30kgを筆頭に,今回の25kgや21.5kg,18kg・・・10kg台も複数本釣ってます.(過去釣行記参照ください
一瞬のチャンスをものにするために,日々,準備をしています.
いつ大型が来ても後悔しないような準備が大事だなと思います.
明日丸は毎年3〜4釣行ぐらいを予約しています.
この明日丸釣行はプロでもアマでも,素人でも玄人でも,誰でもフリーに参加できるツアーみたいな乗り合い.となってます.
もし参加してみたいという方いらっしゃいましたら,お問い合わせください.今回の釣行もはじめましての方もいらっしゃいました.
釣り以外の環境がまぁまぁ過酷なことが多いので・・・意外と参加者が少なく,いつもメンバー集めは頑張ってます.集まらなかったら個別に声掛けもしてます・・・(笑.この記事が公開されるタイミングでは今年の10月釣行もまだ1名空きありますので,ご興味あれば下記メールまで. ありがたいことに記事公開からすぐに埋まりました!
連絡先:science.fishing45@gmail.com
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