どうもです.
久しぶりの自分が買う?かもしれない?な大型新製品!な気がします.
スロージギングロッド?と謳われているので,一応そういうジギング向け製品と思われます.
メジャークラフトの新作「ジャイアントキリング7G」.
求めたのは極限の感度と操作性,チタンガイド×東レM40Xを軸にしたハイエンドのスロージギングロッドです.発売は2025年9月の予定とのことです.
※メジャークラフトには1G,3G,5G,7Gとグレードがあり7Gは最高峰のグレードらしいです.
製品概要とラインナップ
7Gは,ブランク全身に高弾性カーボンM40Xを用い,潮の変化やジグへの追従を手に取るように伝える設計です.6.0ftと5.7ftの2レングスで,それぞれに役割が明確.6.0ftは近海のハイスピード操作と中深海のフォール幅のバランスを意識?5.7ftは重めのジグや深場・ドテラ流しでの負荷軽減とキレのある操作に最適化されているようです.
コンセプトはめちゃくちゃ私の好みばっちし!つまり感度重視でジグの操作を第一に.
最近,この手の竿は折れやすいというある種の誤解が広がっていてあんまり売れていないところにジギングの本質で勝負してくるところはメジャークラフトなりの本気を感じるところです.
あと,全身M40Xという製品はまだ世にないと思われます.一部素材として使ってるということはあるのですがそれを謳ってる製品は無いです.意外と,ナノアロイ系使ってる使ってると書かれてあってもその比率は秘匿されていて,ちょっとだけしか使ってない・・・という製品もたくさんあるようです.このあたりは闇が深い・・・.
スロージギングモデルの番手は以下のとおりです(ベイト).
まず思ったのは安い・・・全身M40Xでこれなら相当原価率が高いと思います.他の竿に比べてですが.
- GK7SJ-B60/1:ジグ目安180g,近海〜中深海200m,PE MAX1.5.
- GK7SJ-B60/2:250g,〜220m,PE MAX2.
- GK7SJ-B60/3:300g,〜250m,PE MAX2.5.
- GK7SJ-B57/3.5:350g,〜300m,PE MAX3.
- GK7SJ-B57/4:400g,〜350m,PE MAX3.
- GK7SJ-B57/5:500g,〜400m,PE MAX4.
メーカー表示価格は税抜50,000〜54,000円(税込55,000〜59,400円)です.※水深・ジグ重量は目安です.
テクノロジーの要点
- R360多軸構造:縦・横・左右斜めにカーボン配向を最適化し,軽さと復元力を両立.入力に対して面で受ける強さがあるようです.
正直,メジャークラフト最近まったく見てなかったので,こういうシマノでいうスパイラルX的な技術があるのを知らなかったのですが,これはアリと思います.使ったことないですけれど(笑.
YouTubeの紹介
公式「MAJOR CRAFT Tube」で7Gの実釣・解説動画が公開されています.チャンネル登録がまだなら要チェックです.
- 【スロージギング】ジャイアントキリング7G 徹底解説(タラジギング):深場での負荷と復元のリズム,ティップの入りと戻りがよく分かる内容です.
https://youtu.be/bLgl27mH2wA?si=wkYVj_y_Hs9RuVDb - ジャイアントキリング7G トカラでカンパチを狙う:潮が重い外洋域でのコントロール性と粘りを確認できます.遠征派に刺さる一本.
https://youtu.be/3eg2_4Z77kE?si=I-d0Hbt6BCmVx9MO
自分的推しポイントと微妙なところ
1.「全身M40X使用の高感度設計」
高弾性素材を使えば感度が絶対高いというわけではないのは承知の上で,感度に対して有利にあること明らかです.あとはテーパーの設計が良い感じか?など細かいところは気になりますが,まずはメジャークラフトの全身M40Xはどういうもんか試してみたくなります.
2.長さの思想は自分とは合わないかも?
6.0ftは近海の手数重視・中深海の幅取り両立,5.7ftは重ジグと深場・ドテラに最適化.みたいな感じですが・・・どうかなぁ.ちょっとレングス設計は自分の考えとは違うと思います.けれどもこれは使い手の負担を考えるならアリな設計で,まぁしょうがなしという感じ.
3.1ハンドルはあり?あとグリップと重心の作り込み
1ピースじゃない点は正直・・・・うーん.という感じで輸送コストの問題なのか,全身M40XといいながらグリップはM40Xではなくしてコストカットをはかっているのか?わかりません.あとは後方重心寄りの設計をかなり言われてるんですが,それならどこが重心かパッと示した方がわかりやすい.このあたりは実機を触らないとわから何かなと思うところです.
4.番手それだけ?
5番までしかないのは・・・どうなんだろうか?と.トカラの動画では500gの5番というセッティングでしたが,自分からすると,ああ,ここまでなんだなと言う感じ.全方位的なジギング展開には流石に追いつけていない感じがしました.とはいえ6番以上作っても全然売れないのは目に見えているわけで・・・であれば営利企業として仕方のないことなのかなと思うところです.5番までがよく売れたら,6番以上も出てくるかも?しれないですね.あとはメジャークラフトの5番が他社で言うと何番相当なのか?わからないのでこの辺りも実機で確認と言う感じです.
自分ならどの番手を選ぶ?
あくまで自分目線の話で書きます.自分ならどれ使うかなと.
基本はゴムボと遊漁船なのですが・・・
- 近海ハタ,小型青物主体,30m〜水深150m前後(バーチカル多め)ジグ100g〜200g
- :B60/1メイン?かB60/2
- 中深海のアカムツ,水深200m〜300m:ジグ200g〜300g,B60/1,B60/2かB60/3.
- 遊魚船カンパチ・マハタ,ジグ300g〜600g,B57の3シリーズ?
※上記はメーカー想定のジグ重量・水深レンジをベースに,筆者の使い分け観を加えた目安です.状況やライン径で最適解は変わります.
まとめ
ジャイアントキリング7Gは,「感度」と「操作性」を極限まで研ぎ澄ませたおそらくジギングロッド初の全身M40Xブランク機.好みの竿かどうかは試さないとわからない・・・ですが,自分としては期待のシリーズです.
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