2馬力ゴムボートで経験したトラブル一覧と対策

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どうもです.
カヤックからゴムボに乗り換えてもうすぐ4年が経ちます.
早いものですね.

この4年間,無事,事故なく来れました.
が,トラブルが無かったわけではありません.

海上でのトラブルは下手すると死に繋がるので,幾重にも安全対策をすること,知識を持っていることが重要だと考えます.また,身近に起きたトラブルを知っておくと,自分にもそれが起こるかもしれない.と考えることができますので,私に起きたトラブルについて具体的な実例を示しつつその時の対処法を共有したいと思います.

自分のゴムボと船外機

私のボートはジョイクラフトのJES-326で船外機はマーキュリーの2馬力2サイクルです.
2馬力2サイクルにしているのは部品が少なくて故障に強い,分解しやすいが理由です
海上ではタフさとなにかあったときのトラブル対応のしやすさを何よりも重視しています.

自分の経験したトラブル

1.キャブオーバーフロー事件

使用して1年も経たないうちに海上で一度チルトしたあとキャブレターからガソリンが溢れていくるオーバーフローになりました.オーバーフローするとエンジンかかりません.
その日は対策として,一度ドレインからガソリンを抜いて,ガソリンを少し供給したあと燃料コックを閉じてオーバーフローを防ぐという荒業で1日乗り切りました.
エンジン停止時にはすぐさま燃料コック閉じる.だんだん慣れてくるとエンジン全開で走るうちはオーバーフローしないことがわかったので,移動の際は常にエンジン全開,止まったら燃料コックを閉じてエンジン停止.
また動くときはエンジンかける→アクセル全開,燃料コック開く.の順でやるというような感じでやりきりました.
後日,キャブを分解して原因究明すると,フロートバルブへの汚れ付着.またキャブレターのフロートチャンバー内に海水たまりがありました.これまでたまに潮被ったりしていて,それが蓄積したものと思われます.
フロートバルブをきれいにしたら問題は解決しました.この部品は予備を買うことにして,常に予備を持っているようにしました.
その後もたまにオーバーフローしてはいるんですが,予備キャブも持っていくようにしているので,オーバーフローした場合はもうその場で予備キャブに変えてしまう.という対処法で乗り切っています.
また,キャブレターの掃除はこまめにしているので,最近はそういったオーバーフローもなくなりました.

2.キャブレター燃料経路の詰まり

いつ頃だったか忘れたのですが,アクセル全開で走るといっときしてエンジンがもたつくという現象に悩まされました.
キャブレターを軽く掃除したぐらいでは治らず,予備キャブに変えたら治る.問題を起こすキャブがあやしい・・・.けれど掃除しても改善しない・・・.と思っていたのですが,ガソリンタンクからフロートチャンバーまでの燃料ラインに塩の結晶?のようなものがかんでいるのをようやく発見.
本当に小さい欠片でしたが・・・軽く舐めてみるとしょっぱい.これはまごうことなき潮・・・.掃除はパーツクリーナーでやっていたので塩だと溶けなかったみたいです.
ということで,やはり潮被ったりしたときにタンク内に海水が侵入,その後結晶化して悪さすることがあると学びました.潮かぶったあとには海水の混入がないかタンク内のチェックとキャブレーターの掃除をするように心がけています.

3.ゴムボ本体にピンホールより少し大きい穴開き

穴が空いた原因はこれは不明だったのですが,その日,現場について,いざゴムボを膨らませて出船しようとするとプシューという空気漏れ音が.
小さいピンホールぐらいだった1日空気もちますが,今回は1時間もすればふにゃふにゃになりそうな空気の漏れ方.
うーん?と悩みましたが,結果,割り箸を削って簡易弁をつくりそれを穴にぶっ刺して漏れをとめて1日やりました.後日,補修キットできれいに直しました.
今は大穴はあいていませんが1気室とエアフロアマットに極小のピンホールがあります.けれどこれぐらいだと1日釣りをしていてもまったく圧力は落ちないぐらいなので今のところ放置です.
また,ゴムボは複数気室あり,1気室やられたぐらいでは沈はしないです.
念には念を入れて,沖には簡易的に補修できるキットとフットポンプは持っていくようにしています.
が,4年間でそれが1度も活躍したことはありません.こういうのは予備でもっていっている.というのが大事です.

4.シャーピン折れからの空転&ロック

2馬力はプロペラとプロペラシャフトがシャーピンというパーツで動力伝達する仕組みです.
これはたとえばプロペラになにか物がヒットしたり,ロープが絡んだりした際にギア等をいためないようにシャーピンが犠牲になって折れることで衝撃を伝わりにくくするためについています.
が,何時間も使っているとシャーピンも疲労するのか物に当てたりしていないのに折れます.
今まで海上で2回折れました.が,その場でシャーピンを交換して事なきを得ています.
要領よくやれば,10分程度もあれば,交換完了します.シャーピンとプロペラにつける割りピンの予備は複数積んで持っていくようにしています.

シャーピンを交換しているときです.2馬力だとエンジンが軽いので,用意にトランサムから外してゴムボート船内に入れられます.こういうところも2馬力の良いところです.あまりに重いと難しくなります.

5.プラグかぶりでエンジンかからない問題

2stなので,チョーク引いて何回かかからないとプラグがかぶって相当かかりにくくなることがあります.
対策としてはチョーク引いたままかけるのは2回ぐらいまでにする.被ったと思ったらアクセル全開で10回ぐらい引いて乾かしたあと,再挑戦する.それでも無理ならプラグ交換する.です.
予備のプラグは複数個,プラグレンチは持っていくようにしています.

6.暗礁のりあげ問題

1回だけ沈み瀬に少しゴムボがかすったことがあります.
幸いパンクや裂けの空気漏れはしなかったのですが,軽く引っかき傷がついたので,そこは念の為修理キットで追い布を被せてあります.
コレは完全に自分の判断ミスでした.よく周りを見ているべきだったと思います.沈み瀬にヒットさせたのはこれ1回きりですが,乗り上げ方がまずかったらその場でバーストしてもおかしくない感じだったので,ゴムボ史上一番危なかったと言わざるを得ません・・・・.これ以降は余計に沈み瀬がありそうなところは注意するようにしています.

7.水栓プラグ,フラッシングプラグのメスネジ舐める事件

水冷の船外機は使い終わったら塩抜きのために真水通ししたほうが長持ちします.
バケツ法でやるのが一番いいらしいですが,家に帰るまでに乾いたり,家がそもそもマンションだったりしてバケツ法での塩抜きが難しいです.
私の場合は使い終わったらその場で水栓プラグからジョイント使って真水を流し入れる方法で水通ししています.ちょっとまえにインペラ交換した際にひと通り見ましたがひどい潮がみなく,この方法でも一定の効果を上げていることは実感しています・・・が・・・この雌ねじを舐めました.もともとはM8のネジがつくようになっていたのですが,仕方ないので,8.5mmのドリル穴空けて,M10でタップキリました.綺麗にできてしっかり止まるようになったので満足です.水栓プラグの方のオスM8はM10に変換するスリーブをくっつけて使っています.快適になりました.

だいたい自分が経験したトラブルは以上です.

他に今後起きそうなトラブル一覧

1.スターターロープ切れる

一応,予備つんであるのと,フライホイールにロープ掛けて回せればエンジンは掛かるはずなので,トラブルシミュレーションはできています.

2.ペラに物を巻く可能性,ペラ変形するかも?

予備ペラも毎回持っていってます.ので,ペラに万が一何かあっても交換できます.

3.ゴムボの空気バルブ故障

ゴムボの空気バルグはたまに壊れるらしいです.
ということで,毎回バルブの予備と工具持っていってます

4.電装系がやられるかも?

エキサイタコイル断線,CDIユニット故障,イグニッションコイルパンク,ストップスイッチ故障等が考えられます.
ここまでは予備を積んでいないので,今後積んでおくかどうかを考え中です.

5.エンジン焼付きorリードバルブ破損

とにかくエンジン内部が壊れる可能性は一定あります.
正直今すぐは考えられないですが,有り得はするかなと,毎回ちゃんと混合ガソリンをもっていってますが,混合し忘れたりすると焼付きが起きると思います.
ピストンリングはどうしても摩耗してしまうので,もう4年経ちますし,圧縮はかったりするか,一度開けてクリアランス測ったりしてオーバーホールしようかなと迷っているところです.
基本的に2stの単気筒で,そんなに回してもないので,いきなりボン!と壊れることはなく,ピストンリング周りであれば症状が出始めると思います.
日々エンジンに気をつけていることが大事ですね.

6.冷却水のシリンダー侵入

これもまぁすぐにはありえないのですが,海水で直接冷却する機構なので,腐食などがあればあり得ます.
ほとんどきいたことないですが.4年経ったので,水路とかの様子を見るために一回エンジン開けてもいいかなとは思ってます.
基本的にコレ系が起きるのはエンジンブロックを鋳込んだときの巣があるような状態(初期不良)に何回も熱応力が加わって疲労してクラッキングするとか・・・
かなりレアなケースとだと思います.シリンダーに海水入ったら少量でもまずは何かしら症状が出ると思うので,よくよく観察しておくことが必要と思います.

7.ギアオイルに海水混入

実は今すでに,すこーしだけギアオイルが乳化します.
ギアオイルをはやめはやめに交換することで乗り切ってますが,本質的にはシール交換必要と思ってます.
シールは予備でもう持っているので,ちょっと時間ができたときにやりたいと思いつつ,そんなにがっつり
乳化するわけじゃないのでサボっています.よくないのはわかっているので,近いうちに原因追求やります!

とまぁ,自分の経験に基づいて,記事を書いてみました.

最後に

4年間,カヤック期間も入れると約10年間は無事故でやってきています
大小のトラブルはあれども,自力で回復してエンジンで帰港しています.未だに沖でエンジンが使えなくなったあと復帰できなかったことはありません.
今はコレが普通とは思っているのですが,無事故に慢心せずに綿密なトラブルシューティング,無理をしない.
これが大事だと思っています.

そして,もし,万が一なにかがあったときに対策もしています.
具体的には衛星メッセンジャー&ロケーターを毎回持って行っています.Garminのインリーチという商品で,衛星はイリジウムと契約しています.これについても近々インプレ等を書きたいと思います.

以上,なにかのお役に立てれば幸いです.

でわ.

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