鹿児島中深海ジギングでアカムツ!カヤック&ゴムボートで3連続“つ抜け”の記録

中深海

鹿児島の中深海ジギングで、アカムツがまさかの“つ抜け”連発!という記事です.

今回は、カヤックとゴムボートで挑んだ3回の釣行をまとめてご紹介します.アカムツジギングに始めて数年,徐々にポイントやパターンを開拓してきた中でつかんだ“当たり年”の手応えとは?

操船,ポイント選定,潮のタイミング……奥深いアカムツジギングの魅力を,リアルな釣果記録とともにお届けします.

記事になっていないアカムツ釣行で爆釣しそう?な予感みたいなものはありました.

釣行1|カヤック中深海でアカムツ初の“つ抜け”達成

この日は,久しぶりの完全なベタ凪となり,中深海エリアへカヤックで出られる貴重なタイミングでした.

カヤックでの中深海ジギングは,風や波の影響を大きく受けるため,こうしたベタ凪の日でなければ出られません.自分の休みと天候が重なるタイミングは,年間でも10回あるかどうかというほど貴重です.

朝イチは,前回の釣行で実績のあったポイントを狙います.ジグを投入してすぐにアタリがあり,その後も連発.魚の活性が高く,開始直後から好調な展開となりました.

好感触を得てからは,思い切ってエリアの拡大を試みます.未開拓のスポットを数箇所流してみたところ,いずれもアカムツが反応.3箇所連続で連発という,これまでにない手応えを得ることができました.

しかし,14時半を過ぎた頃から潮が変化し,それ以降はアタリがぱったりと止まりました.とはいえ,この日の釣果は驚きの16匹.アカムツジギングを始めて以来,初の“つ抜け”を記録することができました.

簡単に釣れているように見えるかもしれませんが,実際はかなりシビアな釣りでした.わずかにポイントがずれるだけでまったく反応がなくなり,アカムツは非常にピンポイントな釣りが成立するターゲットであると,再認識させられた1日でした.

釣行2|1ヶ月後の再検証釣行.実績ポイントで再び良型アカムツ連発

前回の好釣果から約1ヶ月後.この日も風の穏やかな予報が出ていたため,再びカヤックで中深海エリアへ出ることにしました.

ただし,天候の安定は午前中までと読み,この日は短時間釣行を前提に計画を立てました.

時間に余裕がないことから,新たな開拓は行わず,実績のあるポイントを中心に狙う方針を選択.

まずは前回好反応を得たエリアを流すと,早速バイトがあり,今回も順調に釣果を重ねていきます.

その後も複数の実績ポイントをテンポよくチェック.いずれも反応は良好で,魚の付き場やパターンがほとんど変わっていないことを確認することができました.

この日は前回の再検証という意味合いが強く,新たな発見は少なかったものの,アカムツの着き場や行動パターンの継続性を把握するうえで有意義な釣行となりました.

釣果はアカムツ12匹.さらに,帰り際に浅場のポイントを軽く流すと,タチウオも数本ヒット.サイズも比較的良く,最後まで満足度の高い展開となりました.

この日釣り上げたアカムツが小さなエビを吐き出していることが複数確認されており,この時期のベイト傾向が垣間見えた点も,今後のジグ選定やアクション,ポイントの選定において参考になる情報でした.

釣行3|ゴムボートでの中深海ジギング.3連続“つ抜け”で群れの定着を確信

前回の釣行からさらに1ヶ月後.この日は,現在はお仕事の都合で鹿児島を離れてしまった釣り仲間のMさんと,中深海エリアへゴムボートで出船しました.

天候は安定せず,この日も長時間の釣行は難しいと判断.出船は日の出と同時,帰港は14時という短時間での勝負となりました.

今回は2人での釣行ということで,エリアチェックの効率も上がることが予想されました.狙うポイントは,前2回の釣行で実績のあった場所と,前回までに打ち切れなかったエリアの補完という形で組み立てました.

実釣では,どのポイントでもアカムツが好反応を見せてくれました.潮の流れや水温などの条件が大きく変化していないこともあり,魚の活性も安定していた印象です.

結果としては,今回もつ抜け達成.これで3釣行連続の“つ抜け”という,非常に印象的な成果となりました.

このエリアは過去にも何度かカヤックで訪れており,少しずつ釣果が出ていたポイントではありますが,ここまでの爆発力を見せたことは過去に例がありません.6匹か7匹ぐらいが最高だったように思います.

おそらく,その年特有の条件(ベイトの影響がでかい?しかしエビベイトなので,潮流もかなり関係してそう)が重なり,保有していたポイントが“当たり場”となっていたのではないかと推察されます.

自分の持ってるアカムツのポイントはまったく釣れないということはあまりないのですが,1ポイントあたり1匹2匹ということが多いです.今回爆釣を体験したことで,ポイントによっては年ごとの当たり外れの変動が大きいとわかりました.こういった好調なシーズンには,可能な限り新規開拓を進めることが今後の釣果に大きく影響する――そう実感した釣行でした.

まとめ|鹿児島の中深海アカムツジギングが見せた可能性

今回ご紹介した3釣行では,いずれも“つ抜け”を達成するという,まさに特別なシーズンを象徴する結果となりました.

同一エリアで3ヶ月にわたり好反応が継続し,複数のポイントで安定した釣果が出たことから,この年は明らかに“当たり年”であったと考えられます.

また,釣行を通じて実感したのは,アカムツジギングにおける「ピンポイント性」の重要さです.

一見するとイージーに釣れているように見える場面でも,少しポイントを外すと全く反応がなくなる場面が何度もありました.あとは棚ですね棚もはずすと途端に食いが落ちます.

こうしたシビアさこそが,アカムツをターゲットとするジギングの面白さであり,技術の向上にもつながる要素だと感じています.

加えて,この時のベイトは小型のエビが中心であることも判明しました.

これにより,ジグのシルエットや動きの調整,フォール速度の見直しといった工夫も可能になり,より戦略的な釣りが組み立てられるようになります.

アカムツジギングは,操船技術,ポイント選定,ジグ操作,潮読みといったジギング全般の要素が高次元で求められる釣りです.その分,釣り手としての引き出しが大きく広がるターゲットでもあります.

今後もこのような好調な年には積極的にエリアを開拓し,シーズン終盤までの安定した釣果に繋げていきたいと考えています.

でわ.

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